Mac用多機能ターミナルアプリ「iTerm 2 Veriosn 3」のBeta版が公開中だそうです。詳細は以下から。
iTermはOS Xのターミナルエミュレータアプリで、デフォルトのターミナルにはない様々な機能が利用できる人気のアプリですが、開発者George Nachmanさんによると、iTerm2 Version 3のBeta版を昨年7月より公開中だそうです。
Hey, iTerm2 version 3 is in beta now! If nightly builds aren’t stable enough for you but you want new hotness: http://t.co/5EVv5LawKk
Thanks for an amazing hacker news thread. Very encouraging to see such positivity from what is usually a tough crowd. <3
(author here). I pushed out a promotion today to let users know about the new version before auto-updating everyone. It breaks backward compatibility with applescript, so it’ll be a rough upgrade for some folks.
I’d love to hear any thoughts on how to make this less painful.
iTerm2 Version 3の新機能
iTerm2 Version 3のBeta版は既に開発の最終段階にあるそうで、現在はVersion 3候補である「iTerm2 Version2.9.20160206」がダウンロードできるようになっており、デザインがフラットに変更される他、
統合シェルを中心に以下の機能が追加&アップデートされるそうです。
- 統合シェル
▶シェルとOS Xをより密接に結びつけ、iTerm2に表示されているリモートホスト上のファイルを右クリックでダウンロード、ドラッグ&ドロップでファイルをアップロードしたり、ロングランコマンドなどの終了後通知を出すことも可能な機能(関連リンク) - プロファイルの自動切り替え
▶リモートホストやディレクトリに応じてプロファイルの設定を自動で切り替えてくれる機能(統合シェルの機能の一部) - セッションの復元
▶tmuxの様にセッションが強制終了、クラッシュしても復元できる機能 - インライン画像
▶imgcatコマンドなどで画像をターミナル内に表示できる機能(関連リンク) - バッジ
▶TTY名などが分かりやすいようにターミナル内にバッジを表示できる機能(関連リンク) - パスワードマネージャー
▶Macのキーチェーンを利用し、バスワードの管理が可能に - Undo Close
▶セッションやタブ、ウィンドウのUndoが可能に - タイムラプス
▶ロングランコマンドの実行日時やエラーメッセージの表示時刻などが確認可能
iTerm2 Version 3のBeta版は現在v2.9.20160206で公式サイトからダウンロード可能なので、ユーザーの方は利用してみてください。(*アプリ名やバージョン名が分かりづらいという意見もHacker Newsで出ていますが、リリースされたものはGitHubで確認出来るそうなので試す際はそちらも確認してみてください)
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