OS X 10.11 El Capitanのメモアプリは書類、ウェブリンク、写真など様々なファイルを保存でき、添付ファイルブラウザなどの新機能も利用可能に。

Notes

2015.10.052016.04.13

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　OS X 10.11 El Capitanのメモアプリは書類、ウェブリンク、写真など様々なファイルを保存し、添付ファイルブラウザで見ることが可能になっています。詳細は以下から。

　El Capitanからバージョン4.0にアップデートされたOS Xのメモ（Notes）アプリは、EvernoteやMicrosoftのOneNoteのようなデジタルノートブックアプリとなっており、以下のような様々な機能が追加されています。

添付ファイルブラウザ

　添付ファイルブラウザはその名の通り、メモアプリに書き込まれた内容以外のファイルだけを抽出し、「写真とビデオ」「スケッチ」「マップ」「Webサイト」「オーディオ」「書類」とメディアの種類別に見ることが出来るブラウザで[Command + 1]およびツールバーからアクセスできます。また、コンテキストメニューから「メモへ移動」を選択すると添付されたメモが表示されます。

共有メニュー

　AppleはOS X 10.10 Yosemiteから「共有メニュー」という機能をOS Xの各アプリに搭載し、開発者にもこの機能を公開していますが、この共有メニューを利用して新しいメモアプリにリンクやメモを送ることも可能になっています。

テキストスタイル

　メモで使えるテキストスタイルは「タイトル」「見出し」「本文」「箇条書き、ダッシュ付き、番号付きリスト」の6種類で全てリッチテキストとして編集できます。

チェックリスト

　チェックリストはツールバーのおよび[Shift + Command + L]から作成することが可能で、メモをToDoリストやGTDツールとして利用することが出来ます。

スワイプで削除

　El Capitanの新しいメモアプリにはメールやiOSアプリと同様のスワイプジェスチャーが採用されており、現在のところはメモを左にスワイプして削除することが可能です。

写真アプリと連携

　メモアプリは新しい写真アプリのライブラリと連携しており、iPhoneからiCloud フォトライブラリへ送られてきた写真をそのままドラッグ＆ドロップでメモアプリに添付できます。

OS X, iOS, Webで利用可能

　メモアプリはOS XおよびiOSにネイティブアプリとしてインストールされていますが、EvernoteやOneNoteのようにWindowsアプリがないため、他のプラットフォームではiCloud Webのメモアプリを利用するしかないようです。

　メモアプリはEvernoteのタグ機能やOCR機能、OneNoteのような多機能なテキスト編集機能はありませんが、iOS用アプリには手書き機能が搭載されており、リンクがカード(box)に整理され、添付ファイルブラウザなどの便利な機能もあるため、Ars Technicaでは他の重いメモアプリとシンプルなSpartanブラウザの間にあるようだと評価しています。

Only a handful of applications in El Capitan are picking up big new features, but the humble Notes app gets what is probably the biggest overhaul. The new version lands somewhere in between a heavier note-taking suite like OneNote or Evernote and the Spartan simplicity of the old version. The only functional difference between it and the iOS 9 version is that it can only view sketches—you need an iPhone or iPad to make sketches.

OS X 10.11 El Capitan: The Ars Technica Review – Ars Technica