OS XとWindowsに対応しMacBookのThunderboltやUSB-Cに接続できるeGPU「bull.box」が2016年にも発売されるかもしれません。詳細は以下から。
GPUをアップデート出来ないMac miniやMacBookにThunderbolt経由で外部GPU(eGPU)を接続するという話は以前からTechInfernoなどで上がっていましたが、この様なMacユーザーのためにイギリスのWitold Szpurさんが新たに”bull.box”というeGPUプロジェクトを始めたそうです。
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このプロジェクトは先週からクラウドファンディングKickstarterで資金を集めていましたが、現在 投資家が見つかったとしてプロジェクトをキャンセル。2016年中旬の製品化を目指してプロジェクトを継続中だそうです。
We would like to inform you of our decision to cancel the campaign on Kickstarter.
The main reason is inadequate feedback in the form of payments.
Also we found investor who want to invest money directly into the project. […]Some of them certainly will be implemented to make bull.box even better. We will try to come back to you with a new and better proposal in mid 2016.
[External graphics card for MacBook by bull.box – Kickstarter]
bull.boxはOS XおよびWindowsに対応し、Thunderbolt 2, 3(予定)またはUSB-CでMacBookやMac miniなどに接続可能。外部電源を接続し、Thunderboltケーブルなどを接続するだけで自動的にGPUが起動するそうです。
eGPUはNVIDIA GTX 960, 970, 980, 980TiといったNVIDIAがWebドライバを用意しているGPUが使用可能で、5Kディスプレイを使用できるDisplayPort 1.3まで拡張出来るbull.box 1.3も開発中。
bull.boxはWindowsでも使用できるためMac&Linux向け開発を一時的に停止しているOculus Riftの開発にも利用でき、Blender, 3D Maxといった3DCGツールなどでも大幅にレンダリング時間を削減できるそうです。
価格はエントリーモデルのbull.box 1.2 + NVIDIA GTX 960で399ポンド(約7万5千円)で、ハイエンドモデルのbull.box 1.3 + NVIDIA GTX 980Tiで999ポンド(約18万7千円)と設定されていたので、同程度+αの価格で製品化されるかもしれません。
関連リンク:
- External graphics card for MacBook by bull.box – Kickstarter
- external graphic card. – bull.box
コメント
IntelがeGPUを規格そのものから封印していたような気がするが?
解除されたのかな? だとしたら嬉しいですな。
これは期待
価格が…。これでGPUを入れ替えられたら、私的には買いです。
今出てる拡張BOXでも出来るんだが…
カーネル書き換えとかは自動なのかな?
※1
モバイル向けCPUでは、CPUから出るPCI Expressの信号線をなくしちゃったという話だった気がする。チップセット経由はOKで、SkylakeとThunderbolt 3の組み合わせの場合はGen 3 x4の帯域になる。
遅延てどうなのかな。
※5
そうなのか。サンクス。
bootcampでも使いたいね。
world of tanksなどは、winネイティブだからねぇ。
OpenGLは弱いのね。やっぱり。