OS XはOS X 10.7 Lionからリバウンドを繰り返しながらOS X 10.11 El Capitanに近づいているようです。詳細は以下から。
AppleはOS X 10.10.5 Yosemiteを8月13日にリリースました。秋にはOS X 10.11 El Capitanのリリースも決定しているためYosemiteのアップデートは今回が最後だと予想されており、今後はセキュリティアップデートなどの小さなアップデートだと思われるので、AppleがMac App Storeで公開しているOS X 10.7 LionからOS X 10.8 Mountain Lion, OS X 10.9 Mavericksとのインストーラーのサイズなどを比較してみました。
インストーラーのサイズ
インストーラーのサイズはOS X 10.7 LionからOS X 10.8 Mountain Lionに移行する際、一度ダイエットに成功しているもののその後は肥大傾向にあるようです。
これはAppleがOS X 10.9や10.10のシステム要件をOS X 10.8 Mountain Lionから変更していないため、それ以降に発売されたiMac 5KやMacBook Retinaなどのドライバーやリソースファイルが同梱されていっているためだと思われます。
インストール後
インストーラーだけでは実際のディスク使用量などがわからないため、Mac mini Late 2012のParallels Desktop上に構築した仮想マシンに全てインストールしディスク使用量も確認してみました。以下のスクリーンショットは全てOS X 10.x.5のインストーラーからクリーンインストールした状態で、セキュリティアップデート済(Mac App Storeにアップデート通知があるのはFirmwareアップデートです)。
結果は以下の通りで、OS X 10.7.5 LionからOS X 10.8.5 Mountain Lion、OS X 10.9.5 MavericksからOS X 10.10.5 Yosemiteの間でディスク使用量の圧縮に成功しているようです(ディスク使用量のサイズは違うもののMacBook Air Mid 2013でも同様の傾向でした)。
これは以前にも話題になった通りAppleのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長 Craig Federighi体制の下、新しい写真アプリやSafariなどのOS Xにバンドルされたアプリのダウンサイズに努めているためだと思われます(*逆にiTumes MatchやApple Musicに対応したiTunesはファイルサイズがかなり巨大化していますが…)。
今年秋にリリース予定のOS X 10.11 El Capitanは現在Beta版ためまだどうなるか分かりませんが、AppleはWWDC 2015で「iOS 9のOTAに必要な空き領域を4.6GBから1.3GBにする」とも宣言していたためOSの最適化には注意していると思われます。
Apple talked at WWDC about reducing the size of over the air updates as well, with iOS 9 expected to be slimmed down from 4.6 GB to 1.3 GB, however this change means that you’ll be able to cram in more on smaller devices.
[App Thinning in iOS 9 might finally mean your 16GB iPhone isn’t always out of space – The Next Web]
コメント
肥大化と使い勝手の改悪はニアイコールだと思うよ
つまりスリム化に成功したからといって必ずしも不具合が少ないわけではない
とりあえずyosemiteで遅くなったクイックルックなんとかしてくれ
ほんの少しのディスク容量のためにパフォーマンスが犠牲になる方が嫌だな
El Capitanは近年稀に見る軽さだから安心しろ。
諸々びっくりするくらいスムーズ。印象だけだとSnow Leopardよりも軽い。
iOSそのハードの開発でリソース食い合ってるのにOSX年一メジャーアップデートはやめて欲しい
メジャーアップデートの度に不具合出すから安定してして使える期間が短すぎる
使えなくなるアプリもその都度増えるし、一方では2年前に出たOSすらサポート切るアプリベンダーも居るしでメチャクチャだよ