Element Labs、macOS 26 TahoeでMacのパフォーマンスを低下させるElectronの不具合を修正したローカルLLMクライアント「LM Studio v0.3.31」をリリース。

LM Studio for mac fixed Electron bug macOS 26 Tahoe
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 Element LabsがmacOS 26 TahoeでGPU使用率を上昇さ、Macのパフォーマンスを低下させるElectronの不具合を修正したローカルLLMクライアント「LM Studio v0.3.31」をリリースしています。詳細は以下から。

LM Studio

 米テキサス州のElement Labs, Inc.は現地時間2025年11月04日、Electronを利用しMacとWindows、Linuxのクロスプラットフォームに対応したローカルLLMクライアント「LM Studio」の最新バージョンとなる「LM Studio v0.3.31」をリリースし、同バージョンでmacOS 26 Tahoeで発生するElectronアプリがGPU使用率を上昇させMacのパフォーマンスを低下させる不具合が修正されたと発表しています。

LM Studio v0.3.31

Improved macOS 26 compatibility and support

リリースノートより

 この問題は、Electronがアプリの影を描写させるAppleのプライベートAPI(_cornerMask)をオーバーライドして使用していたことが原因で、Liquid Glassデザインを採用しレンダリング処理が変更されたmacOS 26 Tahoeでは、古いElectronアプリがウィンドウUIを描写するWindowServerのGPU使用率を上昇させ、Macのパフォーマンス低下やバッテリードレインを起こさせていたため、

macOS 26 TahoeのWindowServer

ElectronがWindowServerのGPU使用率を上昇させる

現在、Electronを利用する多くのアプリが、パッチ済みのElecronフレームワークへのアップデートを求められていますが、大規模なアプリになるほどElectronのバージョンを変更すると、アプリとの互換性に問題が発生する可能性があるとしアップデートを控える/部分的にパッチを当てるという対応を取っていました。

 今回リリースされたLM Studio v0.3.31では、独自のパッチではなく、この問題が修正されたElectron v37.7.1*が採用され、加えて、OCRタスクなどの画像認識の改善、画像入力のデフォルトサイズを2048pxに拡大、MiniMax M2への対応、CUDAエンジンでのFlash Attentionをデフォルトで有効化するなどの改善が行われているそうなので、LM Studioユーザーの方はアップデートしてみてください。

LM Studio for mac fixed Electron bug

*この不具合は、Electron v39.0.0, v38.2.0, v37.6.0, v36.9.2以上で修正されています。なお、DropboxCursorは独自パッチで修正済み。

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