RMEがAppleがmacOS 26 TahoeでFireWire 400/800のサポートをシステムレベルで削除したことにより「Fireface 400/800」などのデバイス使用できなくなっていると発表しています。詳細は以下から。
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ドイツのオーディオメーカーRMEは現地時間2025年09月30日、macOS 26 Tahoeと同社製品の互換性情報を公開し、調査の結果、macOS 26 Tahoeでは同社の「Fireface 400/800」オーディオインターフェースを利用したデバイスが使用できなくなったと発表しています。

With the release of macOS 26 (“Tahoe”), Apple has removed system-level support for FireWire audio devices. As a result, RME FireWire interfaces such as the Fireface 800 and Fireface 400 can no longer be used under this operating system.
macOS 26 Info – RME Audio Interfaces
RMEは、この問題はAppleがmacOS TahoeでFireface 400/800のドライバ基盤となるデータ転送規格「FireWire 400/800 (IEEE 1394)」のサポートをシステムレベルで削除したことが原因だとコメントしており、

確認してみると、AppleはmacOS 26 Tahoeアップグレード時にシステムレベルでFireWireのサポートを削除するようにしており、このためRMEはFireface 400/800オーディオインターフェースを有効にするドライバアップデートなどの回避策はないと説明しています。

macOS 26 Tahoeアップグレード時に削除されるFireWireドライバ
macOS 26 TahoeでFireWire 400/800が利用できなくなってしまいましたが、RMEや正規代理店のSynthax JapanはUSBやPCIe、Thunderbolt接続デバイスとの互換性は確認できたとして、ユーザーに対しmacOS 15 Sequoiaに留まりFireface 400/800オーディオインターフェースを使用し続ける、または最新のRME USBインターフェイスへ移行することを勧めているので、ユーザーの方はサポートページをチェックしてみてください。

Apple社による根本的なOSの変更であり、RMEによるドライバ・アップデート等での回避策の提供はできないため、FireWireベースのRMEインターフェースをご利用のユーザーは、以下のいずれかの対応をご検討ください。
- 既存のmacOSバージョンに留まる:
FireWireインターフェース(Fireface 800 / Fireface 400など)を継続してご使用になる場合は、macOSをmacOS 15 “Sequoia” またはそれ以前のバージョンに留めてください。- 最新のRME USBインターフェースへの移行:
今後のOSアップデートへの対応を考慮し、Fireface UCX II、Babyface Pro FSなどの現行のRME USBインターフェースへの移行をご検討ください。macOS 26 Tahoeについて – Synthax Japan
おまけ
macOS 26 TahoeではFireWireポートを搭載したAppleの初代/第2世代iPod Classicや初代iPod Mini、NikoのFireWire接続対応フィルムスキャナSuper CoolScan 4000/8000/9000 EDなども利用できなくなったことが報告されています。

なお、本日発表されたApple M5チップ搭載の14インチMacBook ProはデフォルトでmacOS 26 Tahoeがインストールされているので、購入してもレガシィなFireWire機器は利用できません。

Apple M5チップを搭載した14インチMacBook Pro
- macOS 26 Info – RME Audio Interfaces
- macOS 26 Tahoeについて – Synthax Japan


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