Appleが既に悪用された可能性のある1件のゼロデイ脆弱性を修正した「macOS 16.7.1 Sequoia (24G90)」をリリースしています。詳細は以下から。
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Appleは現地時間2025年07月29日、80件以上の脆弱性を修正した「macOS 15.6 Sequoia (24G84)」をリリースしましたが、08月20日付で、このmacOS 15.6のHotfixとなる「macOS 15.6 Sequoia Build 24G90」を新たにリリースしています。

このアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
リリースノートより
Appleの公開したセキュリティコンテンツによると、今回のアップデートでは本日リリースされた「iOS/iPadOS 18.6.2」と同じく、悪意のある画像を処理させることでメモリ破損を発生させ、任意のコードが実行される可能性のあるImageIOの脆弱性1件(CVE-2025-43300)が修正されているそうです。

Impact: Processing a malicious image file may result in memory corruption. Apple is aware of a report that this issue may have been exploited in an extremely sophisticated attack against specific targeted individuals.
About the security content of macOS Sequoia 15.6.1より
なお、Appleは既にこの脆弱性が、特定の個人を標的とした攻撃に悪用された可能性があることを把握しているそうなので、ユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをおすすめします。
おまけ
また、macOS 15.6.1 SequoiaやiOS 18.6.2/iPadOS 18.6.2の他にも、同じ脆弱性CVE-2025-43300を修正した「iPadOS 17.7.10 (21H450)」や「macOS Sonoma 14.7.8 (23H730)」、「macOS Ventura 13.7.8 (22H730)」もリリースされています。

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