macOS 26 Tahoeではゲームモード中の低電力モード設定がサポートされ、MacBookのバッテリー消費を抑え、より長時間ゲームをプレイすることが可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2025年06月09日、世界開発者会議(WWDC25)の基調講演を行い、今年の秋にリリースを予定している「macOS 26 Tahoe」を発表するとともに、ユーザー向けにリリースされたゲームアプリや達成度などが確認できる「ゲームアプリ」をmacOS 26やiOS 26で導入すると発表し、開発者向けにはWindowsゲームをMacへ移植するためのツールをまとめた「Game Porting Toolkit 3」を発表しましたが、
基調講演に続いて行われた「Platforms State of the Union」やセッション209「Level up your games」によると、Appleは次期macOS 26 Tahoeで、新たにゲームモード中の「低電力モード (Low Power Mode for Gaming)」がサポートされるそうです。
macOS Tahoeでは ゲーム用の低電力モードが最適化されていますデベロッパは低電力モード時に使える より効率的なゲーム設定をサポートすることでバッテリー寿命をさらに延長できます
Platforms State of the Unionより
Low Power Mode for Gaming
Appleは2023年009月にリリースしたmacOS 14 Sonomaで、数ミリ秒の反応や入力で優劣が左右されるゲームをMacで快適にプレイしてもらえるよう「ゲームモード (Game Mode)」を実装し、ゲームアプリが起動しゲームモードがONになると、

WWDC25:Level up your games
Macのバックグラウンドタスクの稼働率が抑えられ、CPUとGPUが優先的にゲームアプリに割り当てられるとともに、Bluetoothゲームコントローラーではポーリングレートが15msから半分の7.5msに、AirPods Proではサンプリングレートが2倍になりますが、AppleのMetal Games Ecosystemチームでエンジニアリングマネージャーを務めるAlexey Vinogradovさんによると、

WWDC25:Level up your games
macOS 26 Tahoeでは、MacBook Air/Proを持ち歩き外でゲームをプレイする際、ゲームパフォーマンスを適度に維持しつつ、バッテリーの消費を抑えることができる「低電力モード (Low Power Mode)」がゲームモード中で利用できるようになるそうです。

WWDC25:Level up your games
macOS 26 Tahoeでは、バッテリー駆動中のMacBook Air/ProでゲームアプリがMacの電力を最大限に消費する場合にユーザーに通知が表示され、ユーザーはゲームプレイ中にゲームを止めず音声や輝度、ゲームコントローラーの切り替えが可能な[Game Overlay]から低電力モードを設定を行うことが可能になっているそうです。
また、Appleは開発者に対し、NSProcessInfoPowerStateDidChangeを確認することで低電力モードが有効になった場合、ゲームのグラフィックやFPS、エフェクトなどの品質設定を下げれば、MacBook Air/Proでユーザーにより長くゲームをプレイしてもらえる様になるとコメントしおり、

WWDC24の基調講演で発表されたGaming Mode for iPhone
この機能は、2024年にリリースされた「iOS/iPad OS 18」でゲームモードがMacからiPhone/iPadに移植された時のように、今後のアップデート(iOS/iPadOS 27?)でiPhoneやiPadでも利用可能になると思われます。
Level up your games
- Level up your games – Apple Developer
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