AppleがmacOS 26 TahoeやiOS 26/iPadOS 26のBeta 2で正常に起動しなくなったMacやiPhone/iPadの問題を検出し、解決を試みる「Recovery Assistant」機能を追加しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2025年06月23日、MacやiPhone/iPad、Vision Proなどに対しWWDC25の基調講演で発表した「macOS 26 Tahoe」や「iOS/iPadOS 26」、「visionOS 26」などのBeta 2を開発者向けに公開しましたが、このmacOS 26 TahoeとiOS/iPadOS 26では新たに「リカバリーアシスタント (Recovery Assistant)」という新機能が追加されたそうです。
Recovery Assistant is a new way to recover your device if it doesn’t start up normally. It can look for problems and attempt to resolve them if found.
iOS & iPadOS 26 Beta 2 Release Notesより
リカバリーアシスタントがmacOSやiOS/iPadOSのメジャーアップデートの際に発生するMacやiPhone/iPadが起動しなくなる不具合(いわゆる文鎮)問題に対処できるかは不明ですが、Appleが公開したリリースノートによると、リカバリーアシスタントは正常に起動しない場合にMacやiPhone/iPadがデバイスを復旧するための新しい方法で、アシスタントが問題を検出し、見つかった場合はその問題の解決を試みることができる機能となっているそうです。

文鎮化したMacやiPhone
Apple Diagnosticsとは別?
なお、AppleはMac OS X 10.0 ~ 10.6でMacのハードウェア問題をテストできる「AHT (Apple Hardware Test)」を実装し、2020年にリリースしたApple Silicon Macでは、この機能がアップデートされMacのハードウェア診断を行う「Apple Diagnostics」として搭載しているので、リカバリーアシスタントは、これとは別のソフトウェア側でのリカバリーを行う機能になると思われます。

Apple Diagnostics
- Releases – Apple Developer
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