リバースエンジニア向けバイナリエディタ「ImHex」がHiDPIスケーリングやmacOSのネイティブメニューバーをサポートしています。詳細は以下から。
スイスで組込みシステムエンジニアをされているNik(@WerWolv)さんは現地時間2025年02月17日、ゲームコンソールなどのリバース・エンジニアリング用にオープンソースで開発しているクロスプラットフォーム対応のバイナリエディタ「ImHex」をバージョン1.37.0へアップデートし、macOSでUIの改善を行ったと発表しています。
- ImHex now properly supports HiDPI scaling on Windows, macOS and Linux!
- ImHex now uses the native menu bar on macOS
- You can now set separate fonts for the main UI, the Hex Editor and the Pattern Editor
リリースノートより抜粋
ImHex v1.37.0ではWindows、macOS、Linux版でHiDPIスケーリングがサポートされ、より鮮明にレンダリングされるようになった他、macOS版ではメニューバーがmacOSのネイティブメニューバーを使用するように変更され、メインUIとHexエディタ、パターンエディタで別々のフォントを設定できるようになっています。
ImHex for Mac v1.37.0では、この他、DMGファイルにカスタムバックグランドとボリュームアイコンが設定され、閉じるボタンを押してもアプリを終了せずにウィンドウが閉じるようになり、ターミナルからImHexを操作するimhexというコマンドラインツールも実装されています。
3. ImHex doesn't close completely anymore when pressing the close button but instead just closes the window pic.twitter.com/GfxFMPEQIE
— WerWolv (@WerWolv) January 26, 2025
ImHex for Macのシステム要件がmacOS 13 Ventura以降のIntel/Apple Silicon Macでアプリは公式リポジトリで公開されていますが、Mac版は初期サポートと同じく現在も開発者署名やAppleの公証を取得していないので、

ImHex for Mac v1.37.0
アプリを利用するにはmacOS 14 Sonoma以下の場合は右クリックしてコンテキストメニューから[開く]をクリック、macOS 15 Sequoia以降の場合は一度アプリをクリックしてGatekeeperにブロックされた後に、システム設定アプリの[プライバシーとセキュリティ]からアプリの起動を許可してやる必要があるので注意してください。
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