Apple M4チップ搭載のMacでParallels Desktopを使用して作成したマルチコアvCPU設定のLinux仮想マシンがランダムにクラッシュする不具合が確認されているので注意してください。詳細は以下から。
Alludo(旧Corel)傘下のParallels International GmbH.は現地時間2024年12月02日、Appleが11月に販売を開始したApple M4ファミリーのチップを搭載したMacで、Parallels Desktopを利用し作成したLinux仮想マシンがランダムにクラッシュする不具合を確認していると発表しています。
Linux virtual machines experience random crashes while installing.
Workaround: Change the number of virtual CPU’s assigned to the Linux virtual machine to 1.Parallels Desktop compatibility with Mac computers with Apple M4 chips – Parallels
この不具合、Parallelsが作成したApple M4 Macの不具合レポート専用フォーラムで報告されており、ParallelsのサポートチームはLinux仮想マシンが複数のvCPUを持つ場合に、この不具合が発生することを確認しており、
Linux仮想マシンの設定 → [ハードウェア] → [CPUおよびメモリ]からプロセッサ数を[1]に設定することで、この問題を一時的に回避できるとコメントしているので、M4チップ搭載のMacでLinux仮想マシンがクラッシュする方は試してみてください。
おまけ
なお、Apple M4チップ搭載のMacではmacOS 15.1 SequoiaのApple Virtualization Framework (AVF)の不具合により、macOS 13.3.1 Ventura以前の古いmacOS(例えばmacOS 12 MontereyやmacOS 11 Big Sur)の仮想化が起動しない問題も報告されているので注意してください。
- 新しいParallels® Desktop 20 for Mac – Parallels Desktop
- Parallels Desktop compatibility with Mac computers with Apple M4 chips – Parallels
コメント