Apple A17 Proチップと10GbpsのUSB-Cを搭載した「iPad mini (A17 Pro)」はボトルネックの解消によりUVCアプリでマルチタクスも可能になるかもしれないそうです。詳細は以下から。
Appleは2024年10月23日より、Apple IntelligenceやApple Pencil Pro、4K60Hzディスプレイ出力に対応した「iPad mini (A17 Pro)」の販売を開始すると発表していますが、
このiPad mini (A17 Pro)は名前の通り、プロセッサが2021年に発表されたA15 Bionicから、iPhone 15 Proにも採用されいてたA17 Proチップへ、USB-Cポートがデータ転送速度5Gbps (USB 3.1 Gen 1)から10Gbps (USB 3.1 Gen 2)へアップグレードされボトルネックが解消しています。
iPad mini (A17 Pro) | iPad mini (第6世代) | |
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外見 | ||
発売日 | 2024年10月23日 | 2021年09月24日 |
プロセッサ | A17 Pro (6コアCPU, 5コアGPU, 16コアNE) |
A15 Bionic (6コアCPU, 5コアGPU, 16コアNE) |
ネットワーク | Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 |
Wi-Fi 6 Bluetooth 5.0 |
I/O | USB3 (10Gbps) |
USB3 (5Gbps) |
外部ディスプレイ | 最大1台の4K@60Hzディスプレイ | 最大1台の4K@30Hzディスプレイ |
iPad miniでもUVC中のマルチタスクが可能に?
Appleは2023年09月にリリースしたiPadOS 17で、iPadでWeb会議などを行えるようUSB-Cポートを搭載したiPadでWebカメラなどのUVCデバイスのサポートを開始し、これによりゲーム配信機器を開発する周辺機器メーカーはUSB to HDMIキャプチャーデバイスを利用し、
iPadにNintendo SwitchやPS5などのゲームコンソールの画面を表示できる「Genki Studio」や「Camo Studio」や「Elgato Capture」などをリリースしましたが、上記の通り、iPad mini (A17 Pro)ではプロセッサとI/Oのボトルネックが解消したことで、iPad mini (第6世代)では不可能だったUVCアプリ使用中のマルチタスクが可能になるかもしれないそうです。
ShadowCastシリーズ用のUVCアプリを開発するHuman Things Inc.によると、UVC使用中のSplit ViewやSplit Overは現在、Apple M1チップ以上を搭載した以下のiPadモデルで、iPad mini (第6世代)ではSplit View/Overを利用すると画面が停止してしまいます。
UVCサポートiPad
- iPad Pro 11-inch and 13-inch (M4)
- iPad Pro 12.9-inch (5th generation and later)
- iPad Pro 11-inch (3rd generation and later)
- iPad Air 11-inch and 13-inch (M2)
- iPad Air (5th generation)
Human Thingsは、まだiPad mini (A17 Pro)が発売前のため確認できないが、AppleがA17 ProのiPad miniでマルチタスク機能を許可していれば対応できるようにしたいそうなので、可能になればゲーム画面と攻略サイト、Linux/Unixサーバーとコマンドのチートシートなどを同時に表示するサブモニターとして役に立ちそうです。
- iPad mini – Apple
- Genki Studio – App Store
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