A15 Bionicを搭載した「iPad mini (第6世代)」のML性能はiMac Pro (2017)やMacBook Air (M1, 2020)より高いそうです。詳細は以下から。
Appleは日本時間2021年9月15日午前2時から開催したスペシャルイベント「California streaming.」の中で、オールスクリーンデザインの「iPad mini (第6世代)」を発表し、このiPad mini (第6世代)にはiPhone 13 Proシリーズと同じ新しい16コアのNeural Engineを搭載したApple A15 Bionicチップが使用されていることがわかっていますが、
App Store Best 2018などを受賞したグラフィックスツール「Pixelmator」シリーズを開発しているリトアニアのPixelmator Teamが行ったテストによると、A15 Bionicチップ/16コアNeural Engineが利用可能なiPad mini (第6世代)のML性能は、2017年に発売されたSkylake-W世代のIntel Xeon Wプロセッサを搭載したiMac Pro (2017)より高いそうです。
And in other ML news, the sixth-generation iPad mini is now available. It sports the new A15 Bionic chip with a 16-core neural processor, which is around 40% faster than the previous generation. We ran a quick test that we’ve done previously and the iPad mini came in at 0.41s to upscale a 0.3 megapixel image. That’s faster than the 2017 iMac Pro!
MacML Super Resolution gets an update – Pixelmator Blog
Pixelmator Teamによると、Pixelmator Proの機能の1つでMLモデルを使用し写真や画像の解像度を高解像度化する「ML Super Resolution」を利用して、300,000ピクセルのイメージを3倍に拡大するまでにかかった時間を測定したところ、iMac Pro (2017)が0.56sだったのに対し、iPad mini (第6世代)は0.41s で処理を終えたそうです。
Mac/iPad | Compute time |
---|---|
MacBook Pro (13-inch, Mid 2012) | 61.6s |
MacBook Air (13-inch, 2018) | 13.7s |
iMac Pro (2017) | 0.56s |
M1 MacBook Air (2020) | 0.51s |
iPad mini (Sixth generation) | 0.41s |
また、同じテストではApple M1チップを搭載したMacBook Air (M1, 2020)が0.51sだったため、今後新しいApple Mシリーズ搭載のMacやiPadが発売されれば、ML性能はA15 Bionicと同程度かそれ以上になると思われます。
- ML Super Resolution gets an update – Pixelmator Blog
コメント
Macばかりの環境で仕事してても、
iMac proなんてYouTubeくらいでしかみたことなかったな。