Parallels、Windows VM上のWindowsアプリでApple Intelligenceによるライティングツールをサポートした「Parallels Desktop for Mac v20.1.0」をリリース。

Parallels Desktop for Mac v20.1.0 Parallels-Desktop
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

 ParallelsがWindows 11 on Armのセットアップでの問題を修正しWindowsアプリでApple Intelligenceによるライティングツールをサポートした「Parallels Desktop for Mac v20.1.0」をリリースしています。詳細は以下から。

Parallels Desktop for Mac

 Alludo(旧Corel)傘下のParallels International GmbH.は現地時間2024年10月07日、IntelとApple Silicon Mac上でWindowsやLinux仮想マシンを作成&実行できる仮想化ソフトウェアParallels Desktop 20シリーズのアップデートとなる「Parallels Desktop for Mac v20.1.0」をリリースしたと発表しています。

Parallels Desktop for Mac v20.1.0

Parallels Desktop for Mac 20.1.0 リリースノート
Parallels Desktop for Mac 20.1.0(55732)アップデートでは、次の機能追加と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。

リリースノートより抜粋

 Parallels Desktop for Mac v20.1.0は、09月にリリースされたParallels Desktop for Mac v20.0の初のマイナーアップデートで、VMセットアッププロセスで、Armアーキテクチャ用にビルドされたWindows/Linux on ArmのISOインストールイメージが互換性がないと表示される問題が修正され、

Parallels Desktop for Mac v20.1.0

Windows VMで、Appleが年内にアメリカ(英語)で導入を予定しているAIを利用したアシスト機能Apple Intelligenceで、テキストの翻訳や指示した文章の下書きを作成してくれる「ライティングツール (Writing Tools)」が、macOS 15.1以降のMacでサポートされています。

Parallels Desktop for Mac v20.1.0のライティングツール

ライティングツールはWindows VMの[編集]メニューから実行できますが、現在のところ利用するには、Apple IntelligenceをサポートするmacOS 15.1 BetaとApple Silicon M1チップ以降のMacが必要です。

 また、Parallels Desktop for Mac v20.1.0ではArmとx86-64用のWindows Server 2025が初期サポートされ、macOS 15 Sequoiaを搭載したApple Silicon MacでArm版Linux VM上でx86アプリを実行できるRosetta in ARM Linuxがアプリの起動に失敗する問題などが修正されています。

Parallels Desktop for Mac v20.1.0

 なお、ParallelsはParallels Desktop for Mac v20.1.0のリリースに合わせて、Parallels Desktop 20のライセンスやサブスクリプションを最大25%OFFで販売するセールを開催しているので、新規ライセンスが必要な方は公式ストアをチェックしてみてください。

Parallels Desktop for Mac 20.1.0 リリースノート

一般

  • VM のセットアッププロセスで、Arm アーキテクチャ用にビルドされた ISO インストールイメージについて、誤って互換性がないと表示される問題が修正されました
  • Enterprise Edition とそれに関連する管理ポータル(本バージョンリリース後 1 週間で利用可能)を導入しました。

Windows

  • MS Word、PowerPoint などの Windows アプリケーションで、macOS Sequoia 15 のライティングツールを使用するためのサポートが追加されました。注意: この機能は、macOS 15.1 以降の Mac でサポートされます。Apple Intelligence を有効にする必要があります。
  • Arm および x86-64 用の Windows Server 2025 仮想マシンのサポートが追加されました(正式リリース時)。
  • Apple Silicon Mac の特定のアプリケーション(Safari や Preview など)が、Windows 11 マシンのデフォルトアプリとして設定されている場合、Microsoft Outlook(クラシック版)のリンクや添付ファイルを開くことができない問題を修正しました。
  • 新規にインストールされた Windows 11 仮想マシンにおいて、予期しないタイミングでユーザー名とパスワードの入力が求められる問題を修正しました。
  • ネストされた仮想化を有効にした Windows 10 仮想マシンが起動できない問題を修正しました。
  • Smart App Control が有効な Windows 11 22H2 マシンで、共有ホストアプリケーションが起動できない問題を修正しました。
  • Windows 11 仮想マシン上で動作する Visual Studio 2022 で、[Pair to Mac] オプションを使用して SSH 接続が確立できない問題を修正しました。
  • Windows 11 上の L8 ソフトウェアでオブジェクトが表示されず、ビデオメモリ不足のエラーが表示される問題を修正しました。

Linux

  • macOS Sequoia 15 が動作する Apple Silicon Mac で、Rosetta アプライアンス搭載の Ubuntu Linux を使用する場合、x86 アプリケーションの起動に失敗する問題を修正しました。
  • Ubuntu 24.04、Fedora 40、Debian 12.6、Kali 2024.2 など、広く利用されている Linux ディストリビューションの最新バージョンですぐに使用できるアプライアンスを追加しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました