Appleが2024年10月からアメリカで、日本では来年から利用可能になるAppleのAI機能「Apple Intelligence」のシステム要件を公開しています。詳細は以下から。
Appleは日本時間2024年09月10日、スペシャルイベント「It’s Glowtime. (時が満ちる。)」を開催し、新しいiPhone 16とiPhone 16 Proシリーズを発表し、その中で現在Beta版を公開し開発を進めているAppleの生成AIを利用したパーソナル人工知能システム「Apple Intelligence」に触れ、
第一陣は、英語(アメリカ)環境で2024年10月に公開されるiOS 18.1でBeta版として公開し、12月にはオーストラリアやカナダ、ニュージーランド、南アフリカ、イギリスの英語環境でサポートを追加、来年には中国語やフランス語、日本語、スペイン語などの言語に拡張されると発表しました。
これに対し、Appleは現地時間2024年09月09日付けでiPhoneでApple Intelligenceを利用するためのシステム要件を公開しています。
iPhoneでApple Intelligenceを使う際のシステム要件
WWDC24で発表されていた通り、iPhoneでApple Intelligenceを利用するにはA17 Proチップを搭載したiPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxに加え、本日発表されたiPhone 16シリーズおよびiPhone 16 Proモデルが必要で、
加えてOSにiOS 18.1アップデートが提供されていること、デバイス言語とSiriの言語がサポートされている言語(現在は英語)、そしてオンデバイスのApple Intelligence実行するのに必要な学習データをダウンロードするために、iPhoneのストレージに4GBの空き容量がある事が条件となっています。
Apple Intelligence requirements for iPhone
- iPhone 16, iPhone 16 Plus, iPhone 16 Pro, iPhone 16 Pro Max, iPhone 15 Pro, or iPhone 15 Pro Max
- iOS 18.1
- Device language and Siri language set to a supported language
- 4 GB of iPhone storage*
How to get Apple Intelligence on iPhone – Apple
また、注意書きとして、現在のところEU圏内に在住し、Apple IDの国と地域がEU内にある場合はApple Intelligenceは対応言語でも機能せず、EU外に旅行などをする場合にのみApple Intelligenceが機能すること、中国本土で購入したiPhoneおよび中国本土に在住し、Apple IDの国と地域が中国本土にある場合、全ての中国本土以外で購入したiPhoneでもApple Intelligenceは動作しない事が明記されていますが、
今後Apple IntelligenceがEUまたは中国本土で利用可能になった場合は、Apple Intelligenceに対応するiPhoneモデルをその地域で有効化できるようになるそうです。
Once Apple Intelligence is available in the EU or China mainland, previously purchased iPhone models that support Apple Intelligence will be able to activate and use it in that region.
How to get Apple Intelligence on iPhone – Apple
iOS 18.1で利用できるようになるAI機能
また、Appleは本日のイベントでも紹介したiOS 18.1のApple Intelligenceで利用可能になる機能を紹介しているので、いち早くApple Intelligenceを試してみたい方はチェックしてみてください。
- ライティングツール
- 写真のクリーンアップ
- 写真アプリ内のメモリームービーの作成
- 写真アプリ内の自然言語検索
- 通知の要約
- フォーカスモードの中断の軽減
- フォーカスモードのインテリジェントブレイクスルー&サイレンシング
- メール内の優先メッセージ
- メールとメッセージでのスマートリプライ
- メールとメッセージの要約
- 製品知識、リクエスト処理の改善、新しい外観と音声、Siriへのタイピング対応などSiri機能の強化
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