軽量でコンテキストメニュー型のクリップボードマネージャー「Maccy v1.0」がリリースされています。詳細は以下から。
Maccyは元々LinuxユーザーだったロシアのAlex Rodionovさんが愛用していたクリップボードマネージャー「Parcellite」に似た軽量でコンテキストメニュー型のクリップボードマネージャーがmacOSにはないことから開発を始めたアプリで、オープンソース開発されていますが、Rodionovさんは新たに次期「Maccy v2.0」を見据えた最初のアップデート「Maccy v1.0」をリリースしたと発表しています。
This is the first release in 1.x version branch. Please note, that older versions of Maccy (0.x) will not work correctly after the upgrade. Read more at #790. ⚠️
リリースノートより抜粋
Maccy v1.0とv2.0
Rodionovさんによると、Maccyは2019年に開発がスタートし、当初はクリップボードマネージャーParcelliteの代替アプリだったものの、その後、検索機能や履歴の保存、フィルタリング、アピアランス設定などが追加されていき、現在では60万回以上ダウンロードされ、App Storeでの販売やAppleのストリーでも取り上げられましたが、
Maccyは現在も2018年にリリースされたmacOS 10.14 Mojaveとの互換性を維持するため、SwiftUIやSwiftData、App Intentsなど最新のAppleのフレームワークを利用できず、新機能が追加できないとして、システム要件をmacOS 14 Sonoma以上とする「Maccy v2.0」の開発を決めたそうです。
そのため、現地時間2024年07月09日にリリースされたMaccy for Mac v1.0が下位互換性を維持するv1.xの最初のブランチで今後は以下のようなプランを考えているそうですが、Maccy v1.0へアップグレード以降はMaccy v0.xへのダウングレードができなくなる*、ユーザーの方は注意してください。
- 現在のMaccy v1.0を最終リリースとし、可能な限り不具合修正とサポートを行う。
- Maccy v2.0はUIや操作性を維持しつつ、最新のSwiftUIやSwiftData、App Intentsを利用し、メモリ消費を削減、日本語をサポートする。
- iCloud同期やMaccy for iOS、Siriとの統合など新しい技術を探る。
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