macOS 14.2 SonomaにはFaceTimeやZoomなどで画面共有を行うと、ランダムなスペースが他のユーザーに表示され個人情報の漏洩につながる可能性のあるバグがあります。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年12月11日、09月にリリースしたmacOS 14 Sonomaの2度目のアップデートとなる「macOS 14.2 Sonoma」を正式にリリースし、機械学習モデルを利用しPDF内に名前や連絡先の入力欄を見つけるとプレビューアプリで自動的に入力してくれる機能や、天気アプリやShazamの機能をアップデートしましたが、
デザインツールxScopeや旧TwitterクライアントTwitterrificなどを開発する米The IconfactoryのCraig HockenberryさんやTalos Tsulさんによると、このmacOS 14.2では画面共有を利用するとランダムにスペースが他人に晒されてしまうバグがあるそうです。
macOSにはMac OS X 10.5 Leopardから複数の仮想デスクトップを作成し使うアプリに合わせて作業スペースを分けることができる仮想デスクトップ機能「スペース (Spaces)」がデフォルトで搭載されているため利用されている方も多いと思いますが、
macOS 14.2 SonomaではScreenCaptureKitを利用した画面共有のバグにより、画面共有を利用すると作成されたスペースの内のランダムなスペースが画面共有相手に表示されてしまうそうで、実際にmacOS 14.2へアップデートしたMacでZoomの画面共有を利用してみたところ、表示中でないSafariを開いてあるスペース(上図のデスクトップ2)が共有されてしまいました。
Craigさんはこの不具合を約1ヶ月前にAppleに報告したそうですが、Appleは不具合を修正せずにリリースしてしまったようで、AppleのSecurity Researchチームにはサンプルアプリも提供したものの、このレポートからはセキュリティ上の問題は特定できないコメントされたそうなので、macOS 14.xアップデートで問題が修正されるまでは画面共有を利用するユーザー自身が注意するしかなさそうです。
コメント
YouTubeなどの動画再生も挙動が変ですね
再生するたびに毎回動画プレイヤーの位置がずれます
もうAppleのOSはX.0だけでなくX.X.0もインストールしてはいけないってくらい品質が下がってしまった