データや数式からグラフを作成できるMac用グラフ作成アプリ「ByeGraph」がフリーウェアになり、IntelとApple Silicon MacをサポートしMac App Storeで公開されています。詳細は以下から。
ByeGraphは2007年からn.r.Softwareの平井康之さんが開発しているグラフ作成アプリで、KaleidaGraphやPlot2、DataGraphの様に実験やシミュレーションから得たデータのプロットや数式からグラフを作成してくれますが、このByeGraphがバージョン2.6アップデートでApple Silicon Macに対応しています。
ByeGraphは、データや数式からグラフを作成します。データと数式は、それぞれ単独で使用するだけでなく、それらを組み合わせて使用することもできます。グラフには、Xデータが文字列のグラフ、Xデータが日付書式のグラフ、ラベル付散布図、指数化グラフ、棒ブラフ、エラーバーグラフ、ヒストグラム等の様々なタイプがあります。数式には、ファイル読込み関数の他、数学関数、グローバル変数、登録定数等が用意されています。作成後のグラフに対して、そのグラフ属性の変更や回帰分析等の処理が可能です。
ByeGraph – Mac App Store
ByeGraph v2.6はIntelとApple SiliconをサポートしたUniversal 2 Binaryとなったほか、これまで1,500円のシェアウェアでしたが、諸事情により新たにフリーウェアとしてMac App Storeで公開されています。
ByeGraph は長らくシェアウェアでしたが、諸事情によりバージョン 2.6 からフリーウェアになりました。 したがって、ByeGrpah の使用に対する対価を支払う必要はありません。 しかしながら、もしByeGraph の有用性を感じていただいた上で、心からのご厚意によりご寄付をしていただけましたら、大変嬉しいですし,今後の大きな励みにもなります。
ByeGraph – n.r.Software
ByeGraphの使い方はヘルプメニューの[ReadMe]や[チュートリアル]、[アプリケーションノート]から確認することができ、同じくヘルプメニューの[サンプル書類を開く]で以下のディレクトリに保存されたByeGraphのサンプルグラフを開くことができます。
~/Library/Containers/jp.coocan.la.nrsoftware.ByeGraph/Data/Library/Application Support/ByeGraph/
ByeGraphはグラフ作成の他に、テキストや線、円、矩形、菱形、凡例、画像データの貼り付けなどのオブジェクトの追加、マルチグラフ、数式の計算結果の出力、よく使う数式の登録、EPSやPDFでのファイルの書き出しなどの機能が備わっているので、レポートや論文に使用するグラフ作成用のアプリをお探しの方は試してみてください。
ByeGraphの機能
- テキスト、線(矢印)、矩形、楕円等の作成
- 各オブジェクトに対するリサイズ,移動、回転等の操作
- データの更新ボタン(元のファイルデータが修正された場合に有効)
- 入力データ分割(データセグメント)
- マルチグラフ(一度に複数個のグラフ作成)
- 数式の計算結果の数値出力(フォーマット指定可)
- よく使う数式、登録定数の保存
- 標準フォーマットでのファイル出力(EPS、PDF)
- チュートリアル、アプリケーションノート添付
- ヘルプメニューからのサンプル書類、マニュアル文書の読み出し
- QuickLook対応
- Sandbox準拠
- CalcLoop Plus書類の読込み
コメント
ByeGraph – n.r.Software
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