米AnkerがQi2認証を取得しAnker独自のWireless PowerIQ技術によりiPhoneなどを最大15Wで充電可能な「Anker MagGo」シリーズを発売しています。詳細は以下から。
米Ankerは現地時間2024年01月08日、米ラスベガスで開催されるCES 2024に合わせて、昨年09月に発表したAppleのMagSafe技術をベースにWPCによって業界標準化されたMPP(Magnetic Power Profile)を利用し、iPhone 15などを最大15Wでワイヤレス充電することが可能な「Qi2」対応のワイヤレス充電器やモバイルバッテリーなどの「Anker MagGo」シリーズの一部製品の発売を開始しています。
現在発売/予約販売が開始されているQi2対応のMagGoシリーズは以下の製品で、Ankerは今年02月以降にかけて更に多くのQi2対応製品を発売する予定があるそうです。
Anker MagGo Wireless Charger (Pad)
Anker MagGo Wireless Charger (Pad) (A25M0)は、AppleのMagSafe充電器やAnkerが2020年に発売した「Anker PowerWave Magnetic Pad (A2560)」のQi2対応版で、旧モデルは最大7.5Wまでのワイヤレス充電が限界でしたが、
Anker MagGo Wireless Charger (Pad) | Anker PowerWave Magnetic Pad | Apple MagSafe充電器 | |
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外見 | |||
型番 | A25M0 | A2560 | MHXH3AM/A |
ケーブル長 | 1.5m (5 ft) |
1m | |
最大充電性能 | 15W (Qi2対応) |
7.5W (Qi対応) |
15W (MagSafe対応) |
推奨USBアダプタ | 25W以上のUSB-C PD | 12W以上のUSB-C PD | 20W以上のUSB-C PD |
価格 | 21.99ドル | 2,490円 21.99ドル |
6,480円 39.00ドル |
リンク | Amazon.com | Amazon.co.jp | Amazon.co.jp |
新しいAnker MagGo Wireless Charger (Pad)はQi2認証モジュールを採用することで、iPhone 12 ~ 15シリーズを旧モデルの7.5Wの2倍の15Wでワイヤレス充電することが可能となっており、
AnkerはQi2技術に加え、AIにより最適な充電状態を維持するためのArm Cortex-M0チップと、ワイヤレス充電中に発生する熱を逃がすアルミニウム筐体を採用した、Anker独自の「Wireless PowerIQ」技術を導入したそうです。
また、Anker MagGo Wireless Charger (Pad)にはQi2認証を取得したモジュールに加え、iPhoneなどの接続端末の温度を1日 約300万回(1秒あたり35回)監視し、問題があれば充電を中止する「ActiveShield 2.0」技術が採用されており、
サイズは60 × 60 × 12 mm、ケーブル長は1.5m、重さ94g、カラーはホワイトとブラックが用意され、価格は21.99ドルで本日より販売が開始されているので、AppleのMagSafeワイヤレス充電器より17ドル以上安く、最大15Wのワイヤレス充電が可能な充電器が手に入りそうです。
- Anker MagGo Magnetic Wireless Charger (Pad) – Anker.com
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Anker MagGo Wireless Charging Station (Foldable 3-in-1)
Anker MagGo Wireless Charging Station (Foldable 3-in-1) (A2557)は、名前の通り折りたたみ可能な3-in-1のワイヤレス充電ステーションで、
Qi2認証を取得した充電モジュールとAnker独自のWireless PowerIQ技術により、iPhoneを通常の7.5Wワイヤレス充電器より最大2倍の速さで充電で、Ankerのテストによるとバッテリー充電率0 to 20%ではAppleのMagSafe充電器が20分かかったのに対し、同充電器は15分で充電できたそうです。
また、Qi2に対応したiPhone充電スタンド以外にも、背面にAirPodsなどのワイヤレスイヤホンを充電できるワイヤレス充電パッドと、Made for Apple Watch認証を取得し、高速充電に対応するApple Watchを約30分で50%まで充電できるそうです。
Anker MagGo Wireless Charging Station (Foldable 3-in-1)のサイズは折りたたみ時で89 × 60 × 25 mm、重さ約195.6gとサイズはAppleのMagic Mouseより小さく、持ち運びにも便利で、
カラーはホワイトとブラックが用意され、パッケージには充電ステーション本体の他に、40W USB-C充電器と長さ1.5mのUSB-Cケーブルが付属して価格は109.99ドルとなっています。
- Anker MagGo Wireless Charging Station (Foldable 3-in-1) – Anker.com
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Anker MagGo Power Bank (6.6K)
Anker MagGo Power Bank (6.6K) (A1643)は、最大15Wワイヤレス充電が可能なWireless PowerIQに対応したモバイルバッテリーで、Anker MagGo Wireless Charging Station (Foldable 3-in-1)と同じくQi2に対応した折りたたみ式のワイヤレス充電パッドを搭載。
バッテリー容量はiPhone 15 Proを約1回、iPhone 15 Pro Maxを約0.81回充電可能な6,600mAhで、折りたたみ式スタンドはデスクに置いた状態で30~60°の角度で調整可能で、折りたたんでiPhoneに装着した状態で利用することも可能となっています。
Anker MagGo Power Bank (6.6K)のサイズは109 × 62.05 × 25mm、重さ約263gで、充電用のUSB-Cポートは最大20W(5V⎓3A / 9V⎓2.22A)出力のUSB-Cポートとしても利用可能で、カラーはホワイトとブラックが用意され、価格は69.99ドルとなっています。
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Anker MagGo Power Bank (10K)
Anker MagGo Power Bank (10K) (A1654)は、最大15Wワイヤレス充電が可能なWireless PowerIQに対応したモバイルバッテリーで、Qi2対応のワイヤレス充電モジュールを採用し、
ワイヤレス充電でもiPhone 15を約44分で50%まで充電することが可能で、バッテリー側面にはバッテリー残量やバッテリーのフル充電までの時間、デバイス/バッテリー本体への充電状況を確認できるスマートディスプレイを搭載。
バッテリー容量はiPhone 15を約1.8回、iPhone 15 Proを約1.3回充電可能な10,000mAhで、側面に配置されているUSB-Cポートはバッテリー本体の他に、最大27W (5V⎓3A / 9V⎓2.22A)出力に対応しているため、USB-C接続ではiPhoneを約30分で0%から50%まで充電する高速充電も可能。
Anker MagGo Power Bank (10K)のサイズは約107.3 × 68.8 × 19.8 mm、重さ約250gで、背面にはモバイルバッテリーを自立させることができるスタンドが内蔵されておりカラーはホワイトとブラックが用意され、価格は89.99ドルとなっています。
- Anker MagGo Power Bank (10K) – Anker.com
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