MagSafe対応デバイスと互換性があり最大15Wの高速充電が可能な「Qi2」に対応しBelkinのワイヤレス充電スタンドなどがQi認証を取得しています。詳細は以下から。
米Belkinは2023年08月、AppleのMagSafeをベースにWPCによって業界標準として開発されたMPP(Magnetic Power Profile)を利用し最大15Wの高速ワイヤレス充電が可能な「Qi2」対応のワイヤレス充電スタンドやパッドを独ベルリンで開催されたIFA 2023に合わせて発表し、
一部は年内に注文が可能になるとされていたので探していたところ、Belkinが08月に発表したQi2対応製品が12月07日から22日にかけてWireless Power ConsortiumのデータベースにQi認証を取得したと掲載されていました。
BelkinのQi2対応製品
- Qi-ID:20640 (WIZ021-WHT)
▶Belkin BoostCharge Pro 2-in-1 Wireless Charger with Qi2 Charging - Qi-ID:20643 (WIA008-WHT)
▶Belkin BoostCharge Pro Convertible Magnetic Charging Stand with Qi2 - Qi-ID:14821 (WIA008)
▶Belkin BoostCharge Pro Convertible Magnetic Charging Stand with Qi2 - Qi-ID:14785 (WIZ021)
▶Belkin BoostCharge Pro 2-in-1 Wireless Charging Pad with Qi2
今月に入りQi認証を取得したBelkinの製品は上記の4製品で、今年中に注文が可能になると発表されていた「BoostCharge Pro 3-in-1 Wireless Charging Pad with Qi2」に関しては製品ページも公開されているので、来年の早いうちにMagSafe製品より安価でiPhone以外にも対応するQi2対応製品が複数発売されると思われます。
MagSafeとQi2の違い
MagSafeとQi2は、磁気を利用して充電器をスマートフォンにワイヤレス接続するための安全で電力効率の良い方法であり、どちらも標準のQiより高速な充電を実現します。現在、Qi2はMagSafeと同じ15Wの高速充電に対応しますが、WPCは将来的にさらに高速な充電速度とより高いワット数に対応する計画です。MagSafeとQi2の最も大きな違いは、Qi2が業界標準としてすべてのデバイスメーカーで利用できるのに対し、MagSafeはApple デバイスに固有であることです。Qi2は、広範におよぶさまざまなスマートフォンブランドやオペレーティングシステムで利用可能です。Belkin BoostCharge Pro Qi2 15W 3-in-1 磁気ワイヤレス充電パッド – Belkin
Anker
Ankerも今年08月にQi2対応の充電器やアクセサリーを発表していましたが、こちらも「Anker MagGo Wireless Charging Station (Foldable 3-in-1) (A2557)」がQi認証を取得しています。
おまけ
ちなみに、Appleは今年12月にリリースした「iOS 17.2 (21C62)」アップデートで、iPhone 13とiPhone 14シリーズの全てのモデルをQi2充電器に対応させています。
iPhone 13とiPhone 14のすべてのモデルでQi2充電器に対応
- Qi2磁気充電とは何か?なぜそれを手に入れたくなるのか? – Belkin
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