macOS 14 Sonomaで導入された、世界の美しい風景をスローモーションで映し出すスクリーンセーバは、それなりにCPU使用率やストレージ容量を使うようになっています。詳細は以下から。
Appleは2023年06月に開催したWWDC23で「macOS 14 Sonoma」を発表した際、macOS Sonomaには世界中の美しい風景のスローモーション映像を表示する新しいスクリーンセーバーが追加され、
このスクリーンセーバーはMacのロック画面にも反映され、ユーザーがロック画面を解除すると、解除時のスクリーンセーバーの画面が壁紙としてデスクトップに表示されるとコメントしていましたが、このスクリーンセーバー機能は、既存のスクリーンセーバーと比較してCPUやメモリ、ストレージ容量を利用するようになっています。
macOS Sonomaのスクリーンセーバー
macOS Sonomaに導入された世界中の風景を映し出すスクリーンセーバーは、これまでApple TVに提供さてきたスクリーンセーバーに加え、macOSように撮影したソノマの地平線など、macOS 14.0リリース時点で134の動画が用意されていますが、
そのほとんどはダウンロード形式で、使用しているMacのディスプレイに応じて2K, 4K解像度60, 120, 240fpsでAVC, SDR, HDR表示の動画がダウンロードされるようになっており、1ファイルは数百MBから、大きいものでは1GBを超えるものもあります。
ダウンロードされるスクリーンセーバーは以下のディレクトリに保存され、Macのディスクスペースが圧迫されるとパージされるようになっていますが、ダウンロードの際に同意を求めるAerialと異なり、
/Library/Application Support/com.apple.idleassetsd/Customer
macOS 14 Sonomaのスクリーンセーバーは、システム設定アプリのスクリーンセーバーリストをクリックするだけでダウンロードされ、ユーザー自身がスクリーンセーバーを削除する機能が実装されていないので、iCloud Photosが導入されたときと同様に様々なスクリーンセーバーをチェックしているとネットワークを圧迫する可能性があります。
また、Sonomaのスクリーンセーバーは、世界中の美しい風景の空撮や海の中の映像をロック画面に映し出しますが、当然その際にはCPUを利用する*ため、新しいスクリーンセーバーをロック画面にも設定しているとCPU使用率は通常の静止画のロック画面よりも高くなり、
Apple M1 Proチップを搭載したMacBook Pro (14インチ, 2021)でテストしたところ、Sonomaクリーンインストール時にデフォルト設定されている「ソノマの地平線」をスクリーンセーバーに設定しロック画面を表示するとCPU使用率は10%を超え、
Sonoma静止画/ダイナミックをロック画面に表示した場合と比較して約1.7~2.3倍、ロック画面をOFF(画面を消す)設定の約3倍のCPU使用率となったので、新しいスクリーンセーバー機能を利用される方は注意してください。
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