今年もmacOS Installer Notificationのロールアウトが始まり、macOS 14 Sonomaへの誤アップグレードが相次いでいるもよう。

macOS Installer Notification for macOS 14 Sonoma macOS 14 Sonoma
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 今年もmacOS Installer Notificationのロールアウトが始まり、macOS 14 Sonomaへの誤アップグレードが相次いでいるようです。詳細は以下から。

macOS 14 Sonoma

 Appleは2016年にリリースしたOS X 10.11.5 El Capitan以降、最新のOS X/macOSと互換性のある/アップグレード可能なMacに対し、「macOS Installer Notification」という通知プログラムをロールアウトし、

macOS 14 Sonoma Installer Notification

OS X/macOSのリリース後から一定の時期(約90日*)が来ると「macOS Hogehogeへアップグレード」という通知を出し、ユーザーにmacOSのアップグレードを勧めますが、Sonomaへのアップグレードを勧める「macOS Installer Notification」のロールアウトが今年も始まっています。

macOS Installer Notification

*MDMでアップグレードを遅らせる最長の日数(90日)と同じです。

macOS Installer Notification

 macOS Installer Notificationによる通知のデザインはOS X 10.11 El Capitan時代徐々に変化しており、現在は通知右下の[詳細]をクリックし「今はしない」を選択するとアップグレードをスキップできますが、

macOS Installer Notification for Catalina

macOS 10.15 CatalinaのmacOS Installer Notification

TidBITSMacInTouchによると、今年は通知にマウスホバーすると左上に表示される[x]ボタンをクリックするとmacOS 14 Sonomaのインストーラーがダウンロードされ、Sonomaへアップグレードされてしまったという報告がされているそうです。

macOS Installer Notification for macOS 14 Sonoma

 ただ、Hacker Newsでは[x]ボタンを押してもSonomaへの強制アップグレードは起こらなかったという報告も多く真偽は不明で、通知からmacOS 14 Sonomaのインストーラーがダウンロードされても、macOSのアップグレード前にはユーザー承認が必要となっているため、

macOS 14 Sonomaのインストーラー

誤アップグレードされた方は通知によるインストーラーのダウンロードとmacOSのアップデート(macOS 13.6.3からmacOS 13.6.4へのアップデートなど)が重なり、macOSのアップデートと勘違いして承認したのではないかとも推測できますが、Appleは現在もmacOS Installer Notificationのロールアウトを続けているので、Sonomaへのアップグレードを控えている方は注意してください。

macOS Installer Notification RC

macOS Installer Notificatioのインストールはシステムデータ・ファイルとしてユーザーに明示されずにバックグラウンドで行われます。

おまけ

 ちなみに、過去にはsoftwareupdateコマンドを利用しアップグレード通知のインストールを止めることが可能でしたが、現在は利用できなくなっており、macOSインストーラーのウィンドウは昔から閉じるボタンが無効化されているので、開いてしまった場合はCommand + Qで終了する必要があります。

macOS 14 Sonomaのインストーラー

コメント

  1. 匿名 より:

    せめて、閉じるボタンは有効化してほしいですね

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