macOS 13.5 Venturaでは、位置情報サービスの不具合によりChromeやFirefoxなどのアプリで位置情報を取得できなくなっている場合があるので注意を。

システム設定アプリの位置情報サービス macOS 13 Ventura
macOS 13.5 Venturaのシステム設定アプリの位置情報サービス
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 macOS 13.5 Venturaでは、位置情報サービスの不具合によりChromeやFirefoxなどのアプリで位置情報を取得できなくなっている場合があるので注意してください。詳細は以下から。

Google Chrome 2023

 Appleが現地時間2023年07月24日にリリースしたmacOS 13.5 Ventura (22G74)では、2件のゼロデイ脆弱性を含む40件以上の脆弱性が修正される一方、アップデート後にシステム設定アプリの[プライバシーとセキュリティ]から位置情報を利用するアプリの設定ができない/消える不具合確認されていますが、

macOS 13.5 Venturaの位置情報サービス

macOS 13.4とmacOS 13.5 Venturaの位置情報サービス

この不具合により、Google ChromeやMozilla Firefoxなどのブラウザやサードパーティ製アプリで、位置情報が取得できず一部の位置情報を利用するWebサービスを利用することができなくなっているそうです。

 この問題はApple Support CommunityやX(旧Twitter)、Chromium bug trackerなどで報告されており、macOS 13.5アップデート後にアプリに位置情報の取得許可を与えようとすると、システム設定でアプリに位置情報へのアクセス許可を与えるよう指示されシステム設定アプリの[プライバシーとセキュリティ] → [位置情報サービス]パネルが開くものの、

システム設定アプリの位置情報サービス

macOS 13.5 Venturaのシステム設定アプリの位置情報サービス

そこには位置情報へのアクセス許可を有効にできる設定が表示されないため、ユーザーは以下のようにアプリケーション側で各Webサービスなどに位置情報の取得許可を与えることができなくなっています。

 この問題は、macOS 13.5アップデート前に位置情報の取得許可を与えている場合は発生しないようですが、取得許可を与えていない場合はGoogle MapやHuluなどのサービスが利用できなくなるそうなので、ユーザーの方は注意してください。

おまけ

 なお、Webブラウザの場合はデフォルトブラウザであるSafariがこの影響を受けておらず、アプリの場合はtccutilコマンドでアプリのプライバシー設定をリセットし、再度アプリを起動、位置情報の取得許可を与えるという解決策も提示されています。

tccutil reset AppleEvents

tccutil reset AppleEvents
tccutil reset All com.google.Chrome #Chromeの場合

コメント

  1. 匿名 より:

    Venturaはいつ安定するんでしょうかねぇ?

  2. 匿名 より:

    これ本当に困るので、最近買ったM1 MacBook AirがVenturがインストールされて届いたのですが、Montereyにダウングレードしようと思ってます。

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