macOS 14 Sonomaではシステムがネイティブサポートしていないメディアを認識&デコードさせることができる「MediaExtension」フレームワークが追加。

Perian for Mac OS X macOS 14 Sonoma
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 macOS 14 Sonomaでは、コーデックパックPerianの様にシステムがネイティブサポートしていないメディアを認識できるようにする「MediaExtension」フレームワークが利用可能になるようです。詳細は以下から。

Perian

 Appleは現地時間2023年06月05日より、毎年恒例のWWDC23を開催しましたが、同時に公開された開発者向けのドキュメントによると、AppleはシステムがネイティブサポートしていないメディアフォーマットをMacで認識させ、再生できるようデコードすることができる「MediaExtension」フレームワークが追加されるそうです。

MediaExtension Framework after macOS 14 Sonoma

MediaExtension format readers encapsulate media assets that the system doesn’t natively support so that the system can recognize them. MediaExtension video decoders decode video formats that the system doesn’t natively support.

MediaExtension – Apple Developer Documentation

Appleとサードパーティ製メディア

 Appleは2018年にQuickTime 7のサポートを終了た際、同時にQuickTime 7フレームワークを通して互換性のあった3ivxやDivX、Flash Video、Microsoft MPEG-4コーデックなどのメディアを写真アプリやiMove、iMovie, Final Cut Proで非互換メディアとして扱えなくしましたが、

Quick Time Player 7 in macOS Mojave

このMediaExtensionフレームワークにより、開発者はフォーマットリーダーとビデオレコーダーをExtensionKitを利用しホストアプリに埋め込み、ユーザーはそのアプリをインストールして実行するだけでサードパーティ製メディアの認識とデコードを行うことができるようになるため、

複数のコーデックを詰め合わせ、インストールするだけで様々な動画を再生できるようにするQuickTime用プラグイン「Perian」のようなコーデックパックも開発されるかもしれません。

Perian for Mac OS X

ちなみに、Perianは2012年にプロジェクトが終了し、64-bitへ完全移行した2019年10月リリースのmacOS 10.15 CatalinaではPerianコーデックコレクションもレガシィフォーマットになっています。

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