新しいMacBook Air (15インチ, M2, 2023)の筐体はサーマルスロットリング対策にもなっているもよう。

Final Cut Proベンチマーク MacBook Air
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 新しい15インチMacBook Air (M2, 2023)の筐体サイズはサーマルスロットリング対策にもなっているようです。詳細は以下から。

15インチMacBook Air (M2, 2023)のアイコン

 AppleはWWDC23の基調講演の中で発表した通り、日本時間2023年06月13日より、15.3インチLiquid Retinaディスプレイを搭載したMacBook Air (15インチ, M2, 2023)の販売を開始します。

MacBook Air (15インチ, M2, 2023)

 MacBook Air (15インチ, M2, 2023)には、既に13インチモデルのMacBook Air/Pro、Mac mini (2023)にも採用されている「Apple M2チップ」が搭載され、その性能は13インチモデルのM2チップと変わらず、ビデオ編集能力はM1と比較して最大1.4倍、旧Intel MacBook Airの最上位モデルと比較して最大12倍であることが発表されていますが、

Final Cut Proベンチマーク

15.3インチLiquid Retinaディスプレイを搭載し、大きくなった15インチMacBook Airの筐体は、2022年06月に発表された13.6インチLiquid Retinaディスプレイ搭載のMacBook Air (M2, 2022)で問題となっていた、ファンレス仕様のAirは高負荷のワークロードでは時間が経つに連れて徐々にパフォーマンスが低下するというサーマルスロットリングの対策にもなっているようです。

サーマルスロットリング

 既に発売されたMacから、AppleはM2チップのサーマルリミットを105℃に設定しており、これを超えるとサーマルスロットリングがかかりパフォーマンスが低下しますが、昨年もMacBook Air (M2, 2022)のサーマルデザインを取り上げていたThe Vergeによると、Cinebench R23 (Multi Core)の30分ループテストを行ったところ、

MacBook Air (M2, 2022)のCinebench R23テスト

Apple M2 (8コアCPU)搭載のMacBook Air (M2, 2022)のCinebench R23スコア

MacBook Air (13インチ, M2, 2022)は上記動画のように1回目の実行結果と比較してMulti Coreスコアが約13%低下したのに対し、MacBook Air (15インチ, M2, 2023)はヒートパイプのスペースが増加したことで、MacBook Proの冷却ファンほどの効果はないものの、1回目の実行結果と比較して30分後でも約4%ほどしか低下していなかったそうです。

Apple M2チップを搭載したMacBook Air 13インチと15インチのサーマルスロットリング

Since all of these devices have the same processor, any difference in performance likely comes down to cooling. Like the smaller version, the MacBook Air 15 does not have a fan. What it does have is a wee bit more room for its heat pipes to do their thing. Overall, it seems that the 15-incher’s big berth does not have quite as large of an impact on the M2’s performance as the MacBook Pro 13’s fan — but it gets a decent part of the way there.

Apple MacBook Air 15-inch review: Apple’s Big Air era – The Verge

 同様のストレステストはMarquesさんやDave2Dチェンネルも行っており、MacBook Air (13インチ, M2, 2022)が100ドル値下げされて1099ドルから、MacBook Air (15インチ, M2, 2023)が1,299ドルからというラインナップは一定の評価を得ているようですが、

Appleは日本での価格は値下げせず、8コアCPU/8コアGPU、8GBユニファイドメモリ、256GBのSSDストレージを搭載したベースモデルのMacBook Air (13インチ, M2, 2022)が引き続き164,800円から、MacBook Air (15インチ, M2, 2023)が198,800円からとなっているので、多少悩ましいラインナップになっています。

アメリカでは100ドル値下げされたApple M2チップ搭載のMBA

アメリカでは100ドル値下げされたApple M2チップ搭載のMBA

13インチ MacBook Air
(M1, 2020)
13インチ MacBook Air
(M2, 2022)
15インチ MacBook Air
(M2, 2023)
MacBook Air (M1, 2020) MacBook Air (M2, 2022) 15インチMacBook Air (M2, 2023)のアイコン
底面積 30.41 x 21.24cm 30.41 x 21.5cm 34.04 x 23.76cm
厚さ 0.41~1.61cm 1.13cm 1.15cm
重さ 1.29kg 1.24kg 1.51kg
モデル Apple M1
8コアCPU
7コアGPU
8GBユニファイドメモリ
256GB SSDストレージ
Apple M2
8コアCPU
8コアGPU
8GBユニファイドメモリ
256GB SSDストレージ
Apple M2
8コアCPU
10コアGPU
8GBユニファイドメモリ
512GB SSDストレージ
Apple M2
8コアCPU
10コアGPU
8GBユニファイドメモリ
256GB SSDストレージ
Apple M2
8コアCPU
10コアGPU
8GBユニファイドメモリ
512GB SSDストレージ
価格 134,800円
(999ドル)
164,800円
(1,099ドル*)
208,800円
(1,399ドル*)
198,800円
(1,299ドル)
226,800円
(1,499ドル)
*100ドル値下げ。

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