Primate Labs、クロスプラットフォーム対応のベンチマークアプリ「Geekbench v6.0」のCPU/GPU Computeワークロードの詳細を公開。

Geekbench 6 Benchmark Internals ベンチマーク
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 Primate Labsがクロスプラットフォーム対応のベンチマークアプリ「Geekbench v6.0」のCPU/GPU Computeワークロードの詳細を公開しています。詳細は以下から。

Geekbench v6.0のアイコン

 カナダPrimate Labs Inc,は現地時間2023年02月14日、MacやWindows, Linuxなどのデスクトップに加えiOS, Androidのモバイルデバイスのスコアも測定可能なクロスプラットフォーム対応のベンチマークアプリ「Geekbench」の最新バージョンとなるGeekbench v6.0をリリースしましたが、

Geekbench v6 for Mac and iOS

Primate Labsは新たに、このGeekbench v6.0内で行っているCPU/GPUの性能を測定するためのワークロード「CPU/GPU Compute Workloads」と、その詳細をまとめた「Geekbench 6 Benchmark Internals」を公開しています。

Geekbench v6 CPU Workloads PDF

Geekbench v6はAppleBench v6?

 Geekbench v6は既に発表されている通り、機械学習モデルを利用した新しいワークロードと、新しい写真やドキュメントなどのデータセット、そしてベーススコアをIntel Core i7-12700(2,500ポイント)に変更したため、下位のGeekbenchスコアと比較できません。

iPhone 14 ProのGeekbench v4 ~ v6スコア

iPhone 14 ProのGeekbench v4 ~ v6スコア

 しかし、Geekbench v6リリース後、プラットフォーム間ではiPhoneのスコアが上昇し、Galaxy S23+などAndroidデバイスのスコアが抜かれてしまうという報告が相次いでおり、これにより一部のユーザーからはGeekbench v6はAppleデバイスのためのベンチマークアプリ「AppleBench v6」だと批判され始めたことから、ワークロードの詳細を公開した*ようです。

*Primate Labsは過去のバージョンでもワークロードの詳細を公開しているので、特に隠していたわけでもないと思われます。

 Geekbench v6でiPhoneのスコアが上昇したり理由は、普通に考えればGeekbench v6で新たに追加された背景をぼかすや、画像のフィルタリング、写真から不要なオブジェクトを排除といった機械学習ワークロードのスコアが影響しているはずなので、気になる方は総合的なポイントだけでなく、各ワークロードのポイントも比較してみてください。

Geekbench 6 Benchmark Internals

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