Apple M2 Pro/Maxを搭載したMac mini/MacBook Pro (2023)のXcodeベンチマークが公開されています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年01月24日、Apple M2 Pro/M2 Maxチップを搭載した「Mac mini (2023)」および「MacBook Pro (14/16インチ, 2023)」の販売を開始しますが*、
発売日を前に、The VergeなどのTier1がAppleから提供されたMac mini (2023)とMacBook Pro (16インチ, 2023)を利用したレビューを公開しており、このレビューユニットを利用したXcodeベンチマークのスコアも含まれていたので、過去に測定したApple M2チップまでのスコアとともにまとめました。
Apple M2 Pro/MaxのXcodeベンチマーク
XcodeBenchmarkは、42のCocoaPodsライブラリと70以上の依存関係を含んだフレームワークのBuild Timeを測定するベンチマークテストで、AppleがThe VergeとSix Colorsなど各レビュアーに提供したMac mini (2023)とMacBook Pro (16インチ, 2023)は共に最高スペックのApple M2 Pro/Maxを搭載したカスタムモデルとなっています。
- Mac mini (2023) : 1,799ドル/254,800円
▶Apple M2 Pro (12CPU/19GPU), 16GBメモリ, 1TB SSD - MacBook Pro (16インチ, 2023) : 4,299ドル/610,800円
▶Apple M2 Max (12CPU/38GPU), 64GBメモリ, 2TB SSD
これらのMac miniとMacBook Proを利用したXcodeBenchmarkは、Apple M2 Pro (12コアCPU)を搭載したMac mini (2023)が約83秒、Apple M2 Max (12コア)を搭載したMacBook Pro (16インチ, 2023)が76秒と、M2 Proチップを搭載したMac mini (2023)でもM1 Maxを搭載したMac Studio (2021)やMacBook Pro (16インチ, 2021)より7%ほど速いスコアとなっています。
既に公開されていたApple M2 ProチップのGeekbench Single-/Multi-Coreスコアから、M2 Pro (12コア)のCPUベンチマークはApple M1 Maxを上回り、Appleの発表でもM2 ProのXcodeベンチマークは前モデルのM1 Proより最大25%高速だと発表していたため、やはりベースクロックとキャッシュに加え高性能コアが2つ増えApple M1 Maxと同じコア数になったことで、Apple M2 ProはM1 Maxを超える性能となっているようです。
また、Apple M1 UltraとM2 Maxに関しては、まだM1 Ultraの方がコア数やメモリ帯域に余裕があるため、M1 Ultoraを搭載したMac Studio (2021)がMacBook Pro (16インチ, 2023)に敗れることは無いようですが、
Apple M2 Pro (12CPU/19GPU)と32GBユニファイドメモリ、512GB SSDを搭載したMac mini (2023)と、Apple M1 Max (10CPU/24GPU)と32GBユニファイドメモリ、512GB SSDを搭載したMac Studio (2021)の価格差は日本では4千円なので、今どちらかを選択しなければならないならGPUパフォーマンスと10GbEやUSBなどの拡張性で選ぶべきかもしれません。
- devMEremenko/XcodeBenchmark – GitHub
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