Readdle、2020年から開発を続けてきたメールクライアント「Spark for Windows」を正式にリリース。Mac/iOS, Android版はv3.0へアップデート。

Spark for Windows Readdle
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 Readdleが2020年から開発を続けてきたメールクライアント「Spark for Windows」を正式にリリースしたと発表しています。詳細は以下から。

Spark for Mac v3.0

 ウクライナのソフトウェア会社Readdle Inc.は現地時間2022年10月04日、2020年から開発を進めてきた、AppleのBest of the App Store 2015などを受賞したMac/iOS、Android対応のメールクライアント「Spark」のWindows版を正式にリリースしたと発表しています。

Spark for Windows

Sparkがバージョンアップし、Smart Inbox、ゲートキーパー、メールの完了と保留、Windows版など、多くの新機能が登場します。また、複数のメールアカウントを1つの受信トレイで管理したり、連絡先の優先順位付け、チームメンバーとのコラボレーションなど、今までの機能がさらに使いやすくなっています。Sparkなら、重要なタスクだけに集中することを可能にし、生産性を向上させることができます。ぜひお試しください。

リリースノートより

Spark v3.0

 Sparkは2016年にv1.0が、2018年にv2.0がリリースされ、その後、ロシアの侵攻のため一部の開発者は現在海外に拠点を移し開発が遅れていたそうですが、Spark v3.0はElectronアプリとなっていますが、自動送信やメールマガジンをグループ化して下に、優先度の高い送信者からのメールを上から表示する受信トレイ「Smart 2.0 Inbox」などを搭載。

Spark v3.0のSmart Inbox

受信トレイの表示方式は設定から元に戻すことが出来ます。

 また、Spark v3.0では不要なメールをブロックするゲートキーパー機能や同一送信者からのメールのグループ化、スレッドのミュート、25MB以上の添付ファイルをシームレスに送信できる送信サービス、外部サービスとの連携、メールのテンプレート、ホームスクリーンの変更などがサブスクリプションのSpark Premiumとして追加されています。

Spark v3.0 Premium機能

 Spark Premiumは月間プレンが1,100円、年間プランは5,700円*で、7日間のトライアル期間が設けられており、既存の機能の多くは、そのまま使えるようになっています。

Spark v3.0 Premium機能

本日(10月5日)のApp Storeの価格改定前の価格のようです。

 この他、Spark v3.0のリリースに伴い、アイコンもmacOS 11 Big Sur対応デザインに変更されて以来のアップデートが施されており、Mac*/Windows版は公式サイトから、iPhone/iPad、Android版はApp StoreやGoogle Playからダウンロード可能なので、興味のある方は試してみてください。

Spark Mail for Mac

Mac App Store版はリリースが遅れているそうです。

追記

 Readdleの共同創業者でSpark開発責任者のAlex Tyagulskyさんは、Spark for Mac v2.xユーザーに対し、Electronアプリに移行したことについてWindowsとMac向けのアプリを並行して開発するための唯一の方法で、ElectronのUIを高速化するために多くの時間を投資しているとコメントしており、

Spark Desktop be electron

なぜElectronアプリケーションを開発したのでしょうか?
費用対効果を保ちつつ、スケジュール通りにWindowsとMac向けのアプリを開発するためには、これが唯一の方法だったからです。UIの動作速度に関するElectronのパフォーマンスは、ネイティブのUIに比べると少し遅いかもしれませんが、メールアプリを作る上では大きな問題にはならないと思っています。

メーリングリストより

Spark v2.xに実装されていて、Spark v3.0には実装されていないダークモードや常時オープンのサイドバー、2パネルでのメール表示、メールテンプレート、外部サービスとの連携、カレンダー機能などは今後のアップデートで追加するとコメントしています。

リリースノート

  • 連絡先の優先順位付け
    • 重要な送信者からのメールは、「優先」マークを付けておけば見逃すことはありません。優先度の高い送信者からのメールは、受信箱の一番上に表示され、すぐに確認できます。
  • ゲートキーパー
    • 新しいメールアドレスからのメールが届いたら、スクリーニングを行うことができます。怪しいアドレスからのメールをワンクリックでブロックできます。
  • 同一送信者からのメールのグループ化
    • 同じ送信者からのメールをグループ化し、1行にまとめて表示します。これにより、受信トレイを最適化することができます。
  • 完了と保留のステータス
    • メールに書かれているタスクが完了したら完了マークを付けることができます。また、保留にすることで、対応時間があるときに、そのメールに戻ることができます。
  • 大きなファイルの送信
    • Spark Cloudを通じて25MB以上のファイルをシームレスに送信できます。大きなファイルを添付すると、自動的にダウンロード用のリンクが生成されます。

コメント

  1. 匿名 より:

    サブスクpremiumにしないと送信メールに毎回「Sent with Spark」が付くようになった。
    消せるけど、メール作成毎に消さないといけないから面倒。

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