CalDigitがThunderbolt 4 Dock「TS4」でApple M1 Macがスリープから復帰後に、接続してあるデバイスの接続が解除されてしまう問題を修正したWindows用ファームウェアップデートの提供を開始しています。詳細は以下から。
米CalDigitは現地時間2022年06月30日、予告していた通り、macOS 12.0 ~ 12.4 MontereyへアップグレードされたApple M1チップ搭載のMacをスリープ&復帰させると、同社のThunderbolt 4ドッキングステーション「TS4」に接続されたデバイスが、接続解除されてしまう問題を修正したファームウェアップデートの提供を開始したと発表しています。
TS4の最新ファームウェアのバージョンはv.39で、「CalDigit Thunderbolt Firmware Updater v5.0」とともに公式サイトで公開させていますが、初期リリースではWindows用のファームウェア・アップデータのみで、macOS版はナレッジベース(TS3 Plusのような?)と共に07月06日にリリースを予定しているそうです。
The TS4 Firmware Update addressing M1 sleep issues is here.
We're releasing the update on Windows today, and it will be available on macOS on Tuesday along with a knowledge base walkthrough article.
You can get the update right here: https://t.co/wP11qrdQNU pic.twitter.com/dNK5bbsHn4— CalDigit (@CalDigit) July 1, 2022
*Last updated on 06/30/22. This firmware v.39 is to resolve sleep and device ejected issue observed in Apple silicon computers. macOS updater will be released on July 6th, 2022
Downloads – CalDigit Support
リリースノートを見る限り、今回のファームウェア v.39では、以下の3つの問題が修正されているそうですが、Apple Silicon Macのスリープに関連した不具合は、OWCやWavlinkのUSB-C/Thunderboltドックやハブ、DellやPhilipsなどのディスプレイでも発生[1, 2]しているそうなので、問題に遭われている方は、スリープをしない方法での運用を試してみてください。
Change Logs v5.0:
- TS4: Firmware v.39 Fix:
- TS4にあるDisplayPortの隣のUSB-CポートにUSB-Cドングルを通して接続された外部モニターが、スリープからのレジューム時に認識されない。
- macOS 12.3 Monterey以上がインストールされたApple Silicon Macで、Macがスリープモードから復帰すると、USBおよびThunderboltデバイスがランダムにイジェクトされる。
- macOS 12.2 Monterey以下がインストールされたApple Silicon Macで、Macがフリープ復帰後にランダムにクラッシュ&再起動する。
- Downloads – CalDigit Support
- Thunderbolt 4 Dock – CalDigit
コメント
SoCよりこういったユーザが実際直面している問題の解決の方に力入れて欲しい。