MacBook ProのディスプレイやPro Display XDRの輝度をシステム設定以上に変更できるアプリ「Vivid」がリリースされています。詳細は以下から。
SpeedyやForeheadなどのMac用ユーティリティを開発しているオランダのJordi Bruinさんは現地時間2022年04月04日、Liquid Retina XDRディスプレイ搭載のMacBook Pro (14-/16インチ, 2021)やApple Pro Display XDRの輝度をシステム設定以上に設定できるユーティリティ「Vivid」をリリースしたと発表しています。
The new MacBook Pros and the Pro Display XDR have displays that can go up to 1.600 nits of brightness. By default these levels of brightness can only be reached when watching HDR videos or by using Metal applications. Until now.
プレスリリースより
Bruinさんによると、Liquid Retina XDRディスプレイ搭載のMacBook Pro (14-/16インチ, 2021)やApple Pro Display XDRは、HDRビデオ再生やMetal対応アプリで、輝度を1,000nits(ディスプレイの最大は1,600nits)に維持しておくHDR ビデオ (P3-ST 2084)リファレンスモードが利用できるようになっており、
4K や超高解像度のビデオ制作ワークフローでは、MacBook Pro や Pro Display XDR でこのモードを使います。広色域 (P3) の原色と HDR SMPTE ST-2084 EOTF を使い、最大 1000 ニトの持続輝度 (フルスクリーン) に対応しています。ITU-R BT.2100 で規定されている観視条件の整備を念頭に作られたモードです。
Apple 製のディスプレイでリファレンスモードを使う – Apple
Vividは、この機能を利用し、Liquid Retina XDRディスプレイ搭載のMacBook Pro (14-/16インチ, 2021)やApple Pro Display XDRの輝度をデフォルトで最大の500nitsから1,000nitsへ変更可能で、アプリを起動してキーボードのMacの輝度コントロールボタンを利用しディスプレイの輝度を上げていくと、システム設定を超えて輝度を上げ続けることができます。
また、Vividにはディスプレイの左右の輝度を別々に設定してコンテンツを比較できるSplitscreen Modeや、Vividの機能をON/OFFできるホットキー⌃⌥⌘Vがあり、価格は15ユーロとなっていますが、現在は発売を記念してクーポンコード“VIVIDLAUNCH“を入力することっで20%OFFとなるほか、公式サイトにはトライアル版も用意されているので、興味のある方は試してみてください。
おまけ
Liquid Retina XDRディスプレイ搭載のMacBook Pro (14-/16インチ, 2021)やApple Pro Display XDRの輝度は最大1,600nitsで、Appleは両ディスプレイは1,000nitsの輝度を維持できるとしていますが、両ディスプレイは室温が異常に高い、または著しく輝度の高いコンテンツを長時間にわたって再生し続けると、バッテリーと輝度の低下を引き起こすと警告しているので、利用される方は注意してください。
- Double Brightness System-Wide – Vivid
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