ウクライナではiOS 14で追加された「サウンド認識」機能がサイレンの音を認識するのに役立っているそうです。詳細は以下から。
Appleは2020年09月にリリースした「iOS 14」でアクセシビリティ機能の1つとして、聴覚に障害があり、火災報知器やサイレンなどの音を聞き逃してしまう可能性のあるユーザーのために、オンデバイスの音声認識処理を利用し、iPhoneやiPadの周辺で警報やサイレンが鳴るとiPhone/iPadに通知を表示する「サウンド認識」機能を導入し、「iOS 15」では認識できるサウンドが増えていますが、
赤ん坊の泣き声、ドアベル、サイレンなど、特定のサウンドをiPhoneに継続的に聞き取らせて、認識したときに通知を送信させることができます。
iPhoneでサウンドを認識する – Apple Support
CleanMyMac XやSetappを提供するウクライナMacPaw Inc.のSergii Kryvoblotskyiさんによると、現在、ロシアから侵攻されているウクライナでは、このサウンド認識機能がサイレンの音を認識するのに役立っているそうです。
iOS has build in Sound Recognition feature that could be life saving during the war. It has Siren sound included, so it would be better to have it on. Be safe 🇺🇦 pic.twitter.com/tIhOPjgx6H
— NSBeep(); 🇺🇦 (@Krivoblotsky) February 28, 2022
サウンド認識を使う
iPhone/iPadのサウンド認識機能はデフォルトではOFFのため、利用するにはiPhone/iPad(iOS/iPadOS 14以上)の設定アプリから[アクセシビリティ] → [サウンド認識]をONにすると、学習済みの音声データ(数MB)をダウンロードされ、火やサイレン、煙のアラームのサウンドを認識し警告を出することが可能になり、
サウンド認識機能をONにして、設定アプリの[コントロールセンター]でコントロールセンターにサウンド認識機能を追加しておけば、ホームスクリーンなどから素早くサンド認識機能をON/OFFにすることが可能で、
認識可能なサウンドはサイレンなどのアラームだけではなく、猫や犬の鳴き声、電気器具、車のクラクション、ドアベル、ノック、水の出しっ放し音、赤ん坊の泣き声など様々で、AirPodsで音楽再生中でもサウンドは認識されApple Watchへの通知してくれるので、周囲の音声をiPhone/Apple Watchに通知してほしい方は試してみてください。
- iPhoneでサウンドを認識する – Apple Support
- スマートフォンの音検知通知をオンにする – Android のユーザー補助機能
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