AMPページを通常のWebページにリダイレクトしてくれるiOS 15のモバイルSafari対応の機能拡張「AMP Shockwave」がリリースされています。詳細は以下から。
Googleは2015年からモバイルWebページを高速表示に表示できるよう「AMP Project」を立ち上げ、オープンソースのHTMLフレームワークAMP(Accelerated Mobile Pages)を公開し、現在も多くのニュースサイトなどがAMPに対応していますが、このAMPページを通常のWebページにリダイレクトしてくれるモバイルSafari対応の機能拡張「AMP Shockwave」が新たにリリースされています。
AMP Shockwave is a Safari extension that redirects AMP pages to normal pages.
AMP Shockwave – App Store
AMP Shockwaveを開発&公開したのは同じくモバイルSafari対応のWebインスペクター機能拡張「Web Inspector」を公開しているシンガポールのZhenyi Tanさんで、インストールしてSafari機能拡張を有効&ページへのアクセス許可を与えておけば、AMPページを通常のWebページにリダイレクトしてくれます。
AMP Shockwaveにはホワイトリスト設定画面などのユーザーインターフェースはないものの、無料で公開されており、40行のcontent.jsだけで構成されているためアプリケーションサイズも700.4 KBと超軽量となっているので、AMPページをみたくない方は試してみてください。
おまけ
ちなみに、モバイルSafariユーザーにとってAMPサイトは嫌われていたのか、同じくAMPリンクを通常のWebサイトへリダイレクトしてくれるSafari機能拡張「Amplosion」が有料(2.99ドル)ながらiOS 15/iPadOS 15リリース後数日に渡り、
After years of Very Serious Research, I have determined the two reasons why people hate AMP and are willing to spend money to get rid of it:
1. AMP is a user-hostile, useless technology that has harmed the mobile web and publishers who fall for it
2. There is no second reason pic.twitter.com/dHo5S8givH
— Federico Viticci (@viticci) September 27, 2021
アメリカのApp Storeの有料ユーティリティアプリ・ランキング1位、有料総合ランキングでも最高9位となっていたそうなので、2.99ドル払ってでもAMPサイトが見たくないユーザーが相当数いたようです。
- AMP Shockwave – App Store
コメント
AMPは某広告ブロックアプリでもブロック対象になるレベルなので、相当嫌われてるんですね。
AMPのページは機能がスポイルされていたり表示がおかしくなっていたりで結局元ページに飛ぶので不便しかない印象ですね。
一般の人にとってはなおさら不親切。
早く廃止してほしいけど、この機能拡張はありがたい。導入します。