iPad mini (A17 Pro)ではiPad mini (第6世代)で発生していた「Jelly Scroll」が改善しているようです。詳細は以下から。
Appleが2021年に発売したiPad mini (第6世代)は、iPad mini (第5世代)まで搭載されていたTouch IDボタンが組み込み式になり、ディスプレイが外枠(Edge to Edge)まで広がったiPad Airグレードの8.3インチLiquid Retinaディスプレイを採用する一方、
新しいディスプレイでは、iPad mini (第6世代)をポートレートモード(縦置き)にして長いWebページや書類を高速にスクロールするしたりすると、画面に残像が残ったり、画面の一部が他の部分より遅れて動く「Jelly Scroll」という問題が発生していました。
iPad mini (A17 Pro)のJelly Scroll
Jelly Scroll現象はScan-out Skewingなどとも呼ばれ、液晶ディスプレイとディスプレイの画面を更新するコントローラーの配置の問題で、iPad miniだけでなく一般的なスマートフォンでも発生するため、Webページの高速スクロールやUFOテストでもチェックできますが、
本日発売されたiPad mini (A17 Pro)の先行レビュー[1, 2, 3]を見る限りでは、Jelly Scroll問題はiPad mini (第6世代)と比較してだいぶ改善されているようです。
- Lastly, there have been improvements to the display that should mitigate some of the jelly scrolling that irritated a subset of owners of the previous generation of the iPad mini. – Ars Technica
- One bit of good news, […]It’s my understanding that the new model’s display circuitry is different from the old model, and I couldn’t detect any “jelly scrolling” in my use. – Six Colors
- The “jelly scrolling” effect from the last model is still very much present. – The Verge
Matt Talks TechのテストではiPad mini (A17 Pro) (左)とiPad mini (第6世代) (右)を並べてフリックテストをしていますが、iPad mini (A17 Pro)ではiPad mini (第6世代)で見られるような画面が左右に分割されて動くスクロールがほぼ見られなくなっています。
ただ、The VergeのDavid Pierceさんは、Jelly Scrollが完全になくなったわけでなくiPad mini (A17 Pro)でも残っているとコメントしているので、どうしても気になる方は、Apple Storeや家電量販店に行って自分の目で許容範囲かどうかを確かめた方がよさそうです。
Jelly Scrolling FIXED?
- iPad mini – Apple
- Apple、Apple Intelligenceのために設計されたパワフルな新しいiPad miniを発表 – Apple
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