AppleがSafari 15の新機能を追加した「Safari Technology Preview 131」をリリースし、同バージョンでは人気のパスワード管理アプリからのパスワードインポート機能が向上していると発表しています。詳細は以下から。
AppleおよびWebKitチームは現地時間2021年09月01日、Appleが秋にリリースを予定しているmacOS 12 Montereyのデフォルトブラウザとなる「Safari v15」の新機能を追加した「Safari Technology Preview 131 (以下、STP v131)」を新たに公開したと発表しています。
Sep 1, 2021 by Jon Davis @jonathandavis
Safari Technology Preview Release 131 is now available for download for macOS Big Sur and betas of macOS Monterey. If you already have Safari Technology Preview installed, you can update in the Software Update pane of System Preferences on macOS.Release Notes for Safari Technology Preview 131 – WebKit
Appleは今年06月に開催されたWWDC21で次期Safari 15/macOS 12 Montereyに新しいパスワード管理機能を実装すると発表し、そのパスワード管理機能を利用すればタイムベースのワンタイムパスワード「TOTP (Time-based One Time Password)」の管理やサードパーティ製アプリからのパスワードのインポートも可能になるとコメントしていますが、
Apple WebKitチームのRicky Mondelloさんによると、このSTP v131ではパスワードインポートターが改善され、どのパスワード管理アプリかは明言されていないものの、(最近、次期メジャーアップデートでmacOSネイティブからElectronアプリへの移行が発表された)人気のパスワード管理アプリからCSV形式でアカウントやパスワードのデータをより正確に取り込むことが可能になっているそうです。
This Safari Technology Preview has improvements to the passwords CSV importer to make it more compatible with exported files from popular password manager apps, as well as to give more feedback during and after import. If you’re interested, please try and send me feedback! https://t.co/woAHeurPCd
— Ricky Mondello (@rmondello) September 1, 2021
また、Appleは2021年08月にリリースした「iCloud for Windows 12.5」にiCludパスワード機能を実装しているので、サードパーティ製パスワード管理アプリからインポートしたアカウントやパスワードは、iCloudを通してWindowsでも利用できるようになります。
コメント
ようやくOTPパスワードをエクスポートできるようになったみたいで嬉しい