Appleがコンパクトとセパレートのタブレイアウト選択を可能にした「Safari Technology Preview v129」をリリースしています。詳細は以下から。
AppleおよびWebKitチームは現地時間2021年08月04日、Appleが秋にリリースを予定しているmacOS 12 Montereyのデフォルトブラウザとなる「Safari v15」で導入される新機能を一部実装した「Safari Technology Preview 129 (以下、STP v129)」をリリースしたと発表しています。
Aug 4, 2021 by Jon Davis @jonathandavis
Safari Technology Preview Release 129 is now available for download for macOS Big Sur and betas of macOS Monterey. If you already have Safari Technology Preview installed, you can update in the Software Update pane of System Preferences on macOS.
Release Notes for Safari Technology Preview 129 – WebKit
リリースノートによると、STP v129ではWeb InspectorやCSS、Scrolling、Rendering、WebAssembly、Web API、IndexedDB、WebGL、WebCryptoの新機能や不具合修正が行われていますが、同バージョンでは07月下旬にリリースされた「macOS 12 Monterey beta 4」のSafari v15と同じく、設定 → タブからタブのレイアウトをコンパクトまたはセパレートの2つから選択できるようになっています。
タブのレイアウトについてはWWDC21でタブとアドレスバーが同じ高さにのコンパクトデザインのタブがSafari 15で導入されると発表されていたものの、開発者からフィードバックが多かったようで、iPadOS 15 (Beta)のSafariでもデザインを変更できるようになっており、加えてSTP v129ではWebサイトに掲載されている画像内にあるテキストを編集できるように抽出してくれる「Live Text」機能で、中国語と日本語内のスペースが正しく扱われるようになっているそうです。
また、リリースノートには記載されていませんが、Apple Web Developer Experience TeamのエバンジェリストJen Simmonsさんによると、同バージョンでは開発者ツール(Web Inspector)でCSSルールにマウスホバーすると情報(i)アイコンが表示され、クリックするとCSSの説明とMDNリファレンスへのダイレクトリンク表示されるようになっているそうなので、Web開発者の方はチェックしてみてください。
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