Boot Campドライバのアップデートにより、Apple T2チップを搭載したMacBookにインストールしたWindowsで、高精度タッチパッド操作「Precision Touchpad」が利用可能になったそうです。詳細は以下から。
The Vergeによると、AppleはIntelプロセッサのを搭載したMacにMicrosoftのWindows OSをインストールできる「Boot Camp」用ドライバーをアップデートし、新たにApple T2チップを搭載したMacで、Microsoftの高精度タッチパッド操作「Precision Touchpad」をサポートしたそうです。
Support for Microsoft precision touchpad drivers in Windows is available for Mac computers with an Apple T2 chip. If your Mac supports these drivers, you can set precision touchpad options using Windows; otherwise, you can set trackpad options using Boot Camp Control Panel.
Boot Camp Control Panel User Guide – Apple Support
Precision Touchpadが利用できるようになったのは最新の「Boot Camp v6.1.15」アップデートで、デスクトップMacで利用しているMagic Trackpad/2で利用できるかは不明ですが、Apple T2チップを搭載したMacBook Air/Proでは「シングルクリックするには1本指でタップ」や「タッチパッドの右隅で右クリック」、「ダウンモーションで上スクロール」、「3本指ジェスチャ」が利用できるようになっています。
Boot Camp 6.1.15 更新プログラムでは、Boot Camp を使用して Windows を実行している Mac の互換性が改善されます。
この更新プログラムの内容は次のとおりです:
- Windows 高精度タッチパッドに対応
- シングルタップでのクリック、右下隅の右クリック、指を下に動かしたときの上スクロール、および 3 本指と 4 本指のジェスチャーに対応
Boot Camp v6.1.15のリリースノートより
Apple T2チップを搭載したMacBook Air/ProでのPrecision Touchpadは既にオープンソースの「Windows Precision Touchpad」が開発されていましたが、これがApple公式ドライバによりサポートされたことで、署名問題やレジストリの変更無くインストール&利用できるようになるので、Apple T2チップを搭載したMacでWindowsを利用されている方はチェックしてみてください。
追記
検証したところ高精度タッチパッド操作はApple T2チップ搭載のMac + 「Magic Trackpad 2」でも利用可能でした。
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