macOS 11.3 Big SurでDisplayLinkチップ搭載のUSBグラフィックアダプタに接続した4Kディスプレイのネイティブ解像度が選択できない不具合が確認されています。詳細は以下から。
Appleが2020年11月に発売を開始したApple Silicon M1チップ搭載のMacBook Air/ProやMac mini (M1, 2020)では、外部ディスプレイが最大1台(Mac miniはUSB-C DP&HDMIで2台)しか出力できない制限があるため、複数のサードパーティメーカーが英DisplayLinks社製チップを搭載したUSBグラフィックアダプタを発売していますが、
Appleが日本時間2021年04月27日にリリースした「macOS 11.3 Big Sur Build 20E232」では、このDisplayLink社製チップを搭載したUSBグラフィックアダプタからディスプレイでサポートされた解像度が出力できない不具合が確認されています。
After upgrading to macOS 11.3 i cannot select a 4k resolution for my DisplayLink connected screen anymore. Before the update it worked well.
No 4k on Mac OS 11.3 (M1) – DisplayLink Forum
確認したところ、この不具合は4K UHDTVなどの高解像度TVやディスプレイをDisplayLink社製チップを搭載したUSBグラフィックアダプタ/ドックに接続すると発生するようで、macOS 11.2まではDisplayLink Manager v1.3で、4K解像度のHiDPI表示のほか、疑似解像度3200×1800や2560×1440表示も可能だったため、macOS 11.3アップデートが原因だと思われますが、
DisplayLink ForumのコメントにもあるようにRDMやEasyResなどのディスプレイユーティリティアプリを利用すると、システム環境設定に表示されている以上の解像度を選択できるので、macOS 11.3でこの問題が発生した場合は試してみてください。
- No 4k on Mac OS 11.3 (M1) – DisplayLink Forum
コメント