Apple Silicon MacではApple M1チップのThunderbolt/USB 4コントローラーにより、外付けストレージのReadパフォーマンスも一部向上。

Apple M1チップ搭載の機能 Apple Silicon Mac
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

 Apple Silicon MacではApple M1に統合されたThunderbolt/USB 4コントローラーにより、外付けストレージのパフォーマンスも一部向上しているようです。詳細は以下から。

Apple M1

 Appleが日本時間2020年11月17日より発売を開始したMacBook Air/Pro (M1, 2020)、Mac mini (M1, 2020)のプロセッサであるApple M1チップ」はThunderbolt/USB 4コントローラが統合されましたが、これにより外付けストレージ(SSD)のRead/Write値も一部向上しているそうです。

Intel MacとApple Silicon Macのマザーボード

iFixitの分解レポートによると、エクステンダー/リピーターとしてIntelのJHL8040R Thunderbolt™ 4 Retimerも搭載されているそうです。

ベンチマーク

 OWCのThunderbolt 3 NVMe SSDエンクロージャーEnvoy ExpressにSamsung 970 EVOの500GBモデルを入れてATTO Disk BenchamrkとAmorphousDiskMarkを実行し見てみたところ、

[twenty20 img1=”106962″ img2=”106963″ offset=”0.5″ before=”Apple M1 MacBook ProのDisk Benchmark” after=”Intel MacBook AirのDisk Benchmark”]

左がApple M1のMacBook Pro、右がIntelのMacBook Air (2020)

ATTO Disk Benchamrkでは、IntelのThundrebolt 3コントローラー「Titan Ridge」を採用しているMacBook Air (2020)はデータサイズ64MiBでReadが約1,500MB/s、Writeが約1,300MB/sだったのに対し、Apple M1チップのMacBook ProではWriteは約1,300MB/sと同程度なものの、*Readが約9,000MB/sと大きく向上しています。

IntelとApple M1 MacBookのDisk Benchmark

 また、AmorphousDiskMarkではWrite値がSEQ1M QD8で30%ほど低下していますが、Read値はやはり20%程度上がっており、OWCもOWC Envoy Pro Elektronを利用したベンチマークで同様の結果が出ているそうなので、Apple Silicon MacではThunderbolt 3/USB 4など特に高速なストレージの読み込みが改善すると思われます。

What Apple refers to as Thunderbolt/USB-4 (specs show it as Thunderbolt 3 up to 40Gb/s and USB 3.1 Gen 2 up to 10Gb/s) makes a significant difference in read speeds, while write speeds are similar at about 1000 MB/s. The read speeds with the M1 MBA max out at nearly 8000MB/s!

M1 MacBook Air: Benchmarks and Hands-On Review – OWC

*この値はThunderbolt 3/USB4の最大データ転送速度40Gbp(5,000 MB/s)を超えているので、値的にはAmorphousDiskMarkの数十%の改善のほうが正しいと思われます。

コメント

  1. Shiki Suen より:

    横から失礼いたします。

    40Gbp(5,000 MB/s) → 40Gbps(5,000 MB/s)

    Gbps は「秒ごとGb転送量」なので、「秒」の意味を示す「s」は不可欠です。

    よろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました