写真やスクリーンショット内の数式をLaTeX形式に変換してくれる「Mathpix Snip for Mac 3.0」がリリースされています。詳細は以下から。
Mathpix Snipシリーズはスタンフォード大学の博士課程でディープラーニングを専攻し、現在は米カリフォルニア州でMathpix, Inc.を設立されたNico Jimenezさんが開発した数式特化型のOCRアプリで、写真やスクリーンショット内にある手書きや印刷された数式を抽出してLaTeX形式に変換してくれる機能がありますが、このアプリの「Mathpix Snipping Tool v3.0 for Mac」がリリースされています。
Mathpix Snipping Tool for Mac v3.0
What’s new:
- Export to DOCX file for individual Snips (recommended for mixed text and math Snips)
- Search your Snips with a LaTeX string
- Customizable block mode math LaTeX delimiters (in Preferences)
- M1/Apple Silicon support
- Ability to disable shortcuts
リリースノートより
Mathpix Snipping Tool for Mac v3.0
Apple Silicon M1
Mathpix Snipping Tool for Mac v3.0は新たにAppleが2020年11月に発売したApple M1チップを搭載したMacでネイティブパフォーマンスを発揮できるApple SiliconとIntelをサポートしたUniversal 2 Binaryになっています。
各Snipを個別にDOCXファイルへの書き出し
Mathpix Snipping Toolにはレポートなどに利用しやすいよう、MathMLやMS Wordへ書き出ししてくれる機能がありますが、v3.0では新たにSnipを個別に.docx形式へ書き出す機能が追加されています。
LaTeXコマンドでのSnip検索
また、Mathpix Snipping Tool v3.0では過去に撮影/スキャンしたSnipの検索機能が実装され、ポップアップウィンドウ上部の検索窓からSnipの検索をLaTeXコマンドで行うことが可能になっています。
この他、今回のアップデートではLaTeXフォーマットへ変換する際のBlock modeの設定やキーボードショートカットの無効化を行うオプションが追加されているので、ユーザーの方はアップデートしてみてください。
- Mathpix Snip – Mathpix
- Mathpix Snip for iOS – App Store
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