Apple Siliconにも対応したMac用X Window System「XQuartz 2.8.0」のRC1がリリースされています。詳細は以下から。
AppleのJeremy Huddleston Sequoiaさんは現地時間2021年02月22日、今年01月末からApple Silicon Macに対応するため約4年ぶりにメンテナンスを再開したMac向けのX Window System(XクライアントとX11サーバー)「XQuartz」のリリース候補(Release Candidate)となる「XQuartz 2.8.0 RC1」を新たに公開したと発表しています。
Sparkle Updaterによるアップデートが機能しない場合は、公式サイトからXQuartz 2.8.0_rc1.dmgをダウンロードしてインストールする必要がります。
XQuartz 2.8.0 RC1では、新たにApple Silicon MacでもLaunchServicesによりXQuartzがネイティブに起動するようになったほか、アプリケーション・メニューから起動したx11クライアントがファイルシステムにアクセスできない、ダークモードでカスタマイズウィンドウの色が適切に表示されない、
macOS 11 Big SurとmacOS 10.15 Catalinaでアプリケーションの切り替えができない、インストール時にインストーラーが許可のないドライブを表示する、Sparkle Updaterがアップデートに失敗する問題や不具合が修正されているそうです。
リリースノート
- XQuartz now launches natively on Apple Silicon when started via LaunchServices
- Fixed an issue that prevented filesystem access to some directories for X11 clients launched from the Applications menu (#6)
- The Applications customization window now uses appropriate colors in dark mode (#32)
- Fixed an issue that was preventing cycling through windows on Catalina and Big Sur (#56)
- Installer no longer incorrectly offers an option to install to another drive (#87)
- Sparkle Updater no longer silently fails to update XQuartz (#88)
XQuartz 2.8.0 RC1は以下の公式サイトおよびGitHubリポジトリからダウンロード可能で、初期インストール後にはログアウトとDISPLAY環境変数のアップデートが推奨されているので、現在もXを利用されている方は試してみてください。
- Releases – XQuartz
- XQuartz/XQuartz: XQuartz Builds – GitHub
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