ChromeやFirefoxに対応したブラウザ拡張ベースのパスワードマネージャー「1Password X 1.21.0」がAppleのPassword Manager Resourcesを利用し、各Webサイトで適切なパスワードを作成することが可能になりました。詳細は以下から。
カナダのAgileBitsは現地時間2020年08月24日、パスワード管理サービス1Password.comの情報をWebブラウザベースで利用できるChrome/Firefox用ブラウザ拡張「1Password X」をv1.21.0へアップデートし、Beta版でテストしていたとおりAppleがSafariに利用している「Password Manager Resources (以下、PMR)」リポジトリのデータを取り入れたと発表しています。
NEW
- Using Apple’s Password Manager Resources repository, password suggestions now match requirements on sites with custom rules. {!2056}
- When locked, 1Password will now automatically display a lock screen below the selected field including the shortcut for opening the pop-up (if it’s set). {!1563}
リリースノートより
AppleのPMRには主要なWebサイトで利用可能なパスワードの文字数や記号、大文字/小文字の有無などのデータが含まれており、今回1Password XがPMRのデータを取り込んだことで、例えば「8文字以上、20文字以下で、英字に加え数字と記号[!@#$%^&*()]、大文字/小文字から3つ以上の文字を含まなければならない」という、複雑なパスワードルールがあるPayPalでも、パスワードを作成する際に適切なおすすめパスワードを表示してくれるようになっています。
また、今回のアップデートでは1Password Xがロックされている際に、メールやパスワード・フィールドを入力しようとすると、そのフィールド下に1PasswordがロックされショートカットキーShift + Commnad + Xでアンロックできるというポップアップが表示されるようになったほか、japannetbank.co.jpやamazon.co.jpでの入力が改善されているそうなので、ユーザーの方はチェックしてみてください。
- 1Password X Release Notes – 1Password.com
- Best Password Manager for macOS & Safari – 1Password.com
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