Appleがアプリケーションのデザインガイドライン「Apple Style Guide (July 2020)」を公開し、blacklist/whitelistやmaster/slaveなど差別的にとらわれる用語を禁止しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年07月16日、開発者やIT管理者向けにアプリケーションやマニュアルを開発/作成する際に使用するAppleのマテリアルやコンテンツの正式名称をまとめたガイドライン「Apple Style Guide」をアップデートしたと発表しています。
今回のアップデートではApple TV+やHDR/SDRなどの新しいエントリーが含まれている一方、メーリングリストでは明言されていないものの現在アメリカで続いている人種差別反対運動(Black Lives Matter)を受けTwitterやMicrosoft、GitHubなどのIT企業と同様に、blacklist/whitelistやmaster/slaveといった差別的にとらわれかねない用語を禁止しています。
We’re starting with a set of words we want to move away from using in favor of more inclusive language, such as: pic.twitter.com/6SMGd9celn
— Twitter Engineering (@TwitterEng) July 2, 2020
AppleはアップデートしたApple Style Guideの中で、blacklist/whitelistの代わりdeny list/allow listやunapproved list/approved listを、master/slaveの代わりprimary/secondaryやprimary/replica, main/secondary, host/clientを用例に合わせて使用するように求めているので、開発者の方はチェックしてみてください。
追記
AppleのDeveloper Newsでも発表されました。Appleは06月22日のWWDC20後に公開したBetaソフトウェアや開発者向けドキュメントから非包括的な用語の使用を変更しているそうで、Xcode 12のデフォルトSCMブランチはmasterからmainへ置き換えられており、今後は非包括的な用語を含んでいるAPIやドキュメント、オープンソース・プロジェクトも用語の削除や置き換えが行われていくそうです。
At Apple, we’re working to remove and replace non-inclusive language across our developer ecosystem, including within Xcode, platform APIs, documentation, and open source projects. These changes began on June 22 with the beta software and developer documentation released at WWDC20 moving to terms such as allow list and deny list, and main as the default SCM branch in Xcode 12. An updated Apple Style Guide reflects these and other changes.
News – Apple Developer
- News – Apple Developer
- Apple Style Guide – Apple
コメント
こんな言葉狩りで人種差別はなくなりますか?
日本語の「子供」とか「障害者」とか、部分的に平仮名にしろっつーのも大概だと思ってたが、欧米でも似たようなことやってるのな
いや、言葉そのものを変えてるから意味も変わってしまうから日本より酷い
ブラック/ホワイトリストもマスタ/スレーブも、この例の代替表現じゃ意味が変わるだろうに…情けな
そのうちブラックホールとかホワイトホールも禁止用語になりそうな勢いだな
イエローは、差別するくせに。
ブラックパンサーはいいのかい?ディズニーさん。
区別を差別と喚く民
Appleもパヨクが浸透してるなあ
BLMは暴徒でしょう。黒人に対してかなりいろいろやっている。アップルは中国から距離置かないとやばい。