Apple Silicon搭載のDTK用Mac miniでもHDMIダミーアダプタにより、リモートデスクトップやVNCのレスポンスが向上するもよう。

Apple Silicon製MacのDTK Apple Silicon Mac
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 Apple Silicon搭載のDTK用Mac miniでもHDMIダミーアダプタにより、リモートデスクトップやVNCのレスポンスが向上するそうです。詳細は以下から。

Apple Silicon

 AppleはWWDC20で、今後2年をかけてMacのメインプロセッサをIntelから自社製のApple Siliconへ移行すると発表し、開発者に対してはUSB-C (10Gbp) x2, USB-A (5Gbp) x2, HDMI 2.0 x1ポートが付いたMac miniのエンクロージャーに、Apple Silicon A12Z SoCと16GBメモリ、512GB SSD、macOS 11 Big Sur developer beta + Xcodeを搭載した「DTK(Developer Transition Kit)」を500ドルでレンタルしていますが、

Apple Silicon製MacのDTK

DTKを受け取ったThe IconfactoryのCraig Hockenberryさんらによると、このDTKはディスプレイが搭載されていない、いわゆるヘッドレス(Headless) Mac miniのため、Intel Macと同様に、HDMIダミーアダプタ(ディスプレイエミュレータ)を接続することにより、リモートデスクトップやVNCなどのリモート接続時のレスポンスが向上するそうです。

 Quick Start ProgramでDTKを申し込んだ方は既にメインのMacをお持ちで、DTKをリモートで利用する方が多いと思われますが、その際にはDTK(Mac mini)のHDMIポートに実際のディスプレイを接続しておくか、fit-HeadlessなどのHDMIダミーアダプタを接続するとリモートからの接続時にも解像度が小さくなったり、文字が潰れたりすることがなくなるので、ヘッドレスMacをお持ちの方は試してみて下さい。

CompuLab 4K Display EmulatorとMac mini (2018)

おまけ

 ちなみに、DTKにはThunderboltポートが搭載されていませんが、AppleのRuss Bishopさんは「AppleはWWDC20の基調講演でApple Pro Display XDRとApple SiliconのMacを使ってデモしてたけど、DTKにはThunderboltがないてどういうこと?」という質問に対し、

Apple Pro Display XDRをサポートしたApple Silicon製Mac

発表されたとおり、DTKはThunderboltをサポートしていませんが、Apple SiliconはシステムでThunderboltをサポートします」とコメントしているので、Apple Silicon搭載のMacも、Retina 6KディスプレイのApple Pro Display XDRが利用可能なGPUとThunderbolt 3 (DisplayPort 1.4)以上を搭載すると思われます。

ちなみに、A12X BionicとUSB-Cを搭載したiPad Pro (12.9-inch, 2018)では転送速度が10GbpsなのでPro Display XDRをフル解像度で利用することはできません

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