Apple Silicon搭載のMacではApp Storeで配布されているiOSやiPadOSアプリがそのまま実行できると共に、これまで通りMacAppStore外で公開されているアプリもインストールし実行することができるそうです。詳細は以下から。
Appleは日本時間2020年06月22日午前10時より世界開発者会議(WWDC20)をオンラインで開催し、その基調講演の中で、今後約2年をかけてMacのメインプロセッサをIntel製プロセッサからApple製プロセッサ(Apple Silicon)へ移行する計画を発表。
開発者に対してはPowerPCからIntelへ移行した15年前と同じく、開発移行キット(DTK:Developer Transition Kit)とIntelとApple Siliconプロセッサで動作するアプリケーションバイナリを作成できる「Universal 2」および、Apple Silicon製のMacでIntelバイナリのアプリを変換/起動できるようにするバイナリトランスレーター「Rossetta 2」を提供すると発表しました。
また、Appleは同時にApple Silicon製Macでは、iOSおよびiPadOS向けに開発されたアプリがそのまま実行できると発表し、Mac App Storeで配布されている既存のIntelバイナリアプリ、App StoreのiOS/iPadOSアプリ、Parallels Desktopなどの仮想化環境がApple Silicon製Macで利用できる事を確認しましたが、
米TechCrunchのチーフエディタであるMatthew Panzarinoさんによると、Apple Silicon搭載のMacでも、これまでと同じように、Mac App Store外で配布されているアプリ(いわゆる野良アプリ)をインストールし、実行することが可能となっているそうです。
One question I got a lot today was If Mac App Store would suddenly be required on Apple's new Macs. Answer: Mac apps will continue to be able to be installed and run from outside the Mac App Store on forthcoming Apple silicon. No change in nature of what open means on Mac.
— Matthew Panzarino (@panzer) June 23, 2020
AppleはmacOS 10.15 CatalinaでAppleの公証を取得した野良アプリに対するセキュリティ変更し、公証を取得したアプリはGatekeeperの警告のみに収めているものの、公証を取得していない野良アプリに対しては、Gatekeeperでマルウェアと同様の扱いをしているため、Apple Silicon製MacとmacOS Big Surでも野良アプリに対し同様の措置が取られると思われますが、Apple Silicon製MacとmacOS Big SurでいきなりMac App Storeアプリしか使えなくなるといった事は起こらないようです。
- Apple、MacにAppleシリコンを搭載することを発表 – Apple (日本)
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