Mac Pro (2019)のGeekbench 5 CPUベンチマークスコアが出そろったそうです。詳細は以下から。
カナダPrimate Labs Inc,のJohn Pooleさんは現地時間2019年12月18日、Appleが10日に発売を開始したMac Pro (2019)の8-/12-/16-/24-Core Xeon WプロセッサのGeekbench 5 CPUベンチマースクコアが出揃ったとしてGeekbench Browserに掲載しています。
Mac Pro (2019) CPUベンチマーク
今年09月にリリースされたGeekbench v5はIntel Core i3-8100 @ 3.60 GHzをベーススコア(1,000)として、近年のトレンドを踏まえAR(仮想現実)やML(機械学習)のスコアを測定するワークロードが追加されているため、Geekbench v4以前のスコアとは比較できませんが、当初の予想通りMac Pro (2019)は24-/28-Core Xeonの上位2モデルが頭一つ抜け出してMac史上最高のMulti-Coreスコアを出しており、
プロセッサ | Core (Thread)数 |
クロック数 Base (Turbo Boost) |
キャッシュ | TDP | CTO価格 | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|
Xeon W-3223 | 8/16 | 3.50GHz (4.00GHz) |
16.5MB | 160W | デフォルト | Intel |
Xeon W-3235 | 12/24 | 3.30GHz (4.40GHz) |
19.25MB | 180W | 110,000円 | Intel |
Xeon W-3245 | 16/32 | 3.20GHz (4.40GHz) |
22MB | 205W | 220,000円 | Intel CPUID |
Xeon W-3265M | 24/48 | 2.70GHz (4.40GHz) |
33MB | 660,000円 | Intel | |
Xeon W-3275M | 28/56 | 2.50GHz (4.40GHz) |
38.5MB | 770,000円 | Intel |
Single-Coreスコアはベースクロックが影響するため現在もトップはi9-9900Kですが、12-/16-CoreのミドルレンジモデルもCTOで2.3GHz 18-Core Intel Xeon Wプロセッサを追加した「iMac Pro (2017)」の最上位モデルと±2,000の同程度のスコアに収まっています。
また、何人かの方が懸念していたMac Pro (2019)のベースモデル8-Core Intel Xeon W-3223のスコアは前モデルのMac Pro (Late 2013)の最上位モデルよりはいいものの、iMac Pro (Late 2017)のベースモデルやCore i9-9900Kを搭載したiMac (2019)の最上位モデルと同程度かそれより低いため、CPUスコアだけ見れば少し見劣りしますが、
Mac Pro (2019)にはMac Pro専用の拡張モジュール「MPX Module」とApple Afterburnerアクセレーター(+22万)が搭載できるため、Final Cut Pro Xなど映像編集などをメインにする場合はCPUよりもGPUやAfterburnerをカスタマイズしたほうがいいかもしれません。
あらゆるシーンに、さらなる創造力を。 Afterburnerは、プログラマブルASICであるFPGAで構築されたハードウェアアクセラレータカードです。100万を超えるロジックセルを持ち、毎秒最大63億ピクセルを処理。Mac Proに取り付けると、8K ProRes RAWなら最大6ストリーム、4K ProRes RAWなら最大23ストリームを扱える性能を発揮。そのため、コアを解放して、さらにクリエイティブなエフェクトや処理を使用できるようになります。
Mac Pro – Apple(日本)
おまけ
AppleのPCIeアクセラレータカード「Apple Afterburner」を搭載したMac Pro (2019)で16Kタイムラインの編集を行ったレビュー動画が公開されています。
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