Mac Pro (2019)のGeekbench 5 CPUベンチマークの仮まとめです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年12月10日、最大28-Core Intel Xeonと1.5TBメモリを搭載可能な「Mac Pro (2019)」の販売を開始し、その第1便が各ユーザーやレビュアーのもとに届き始め、カナダGeekbenchのデータベースに掲載され始めたのでまとめました。
Mac Pro (2019)のCPU
Mac Pro (2019)に採用されているプロセッサは5つで、仕様から以下のプロセッサが採用されていると思われ、Appleは「8-Core」と「12-/16-Core」、「24-/28-Core」の3つに分け、カスタマイズするユーザーに対し以下のように説明しています。
プロセッサ | Core (Thread)数 |
クロック数 Base (Turbo Boost) |
キャッシュ | TDP | CTO価格 | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|
Xeon W-3223 | 8/16 | 3.50GHz (4.00GHz) |
16.5MB | 160W | デフォルト | Intel |
Xeon W-3235 | 12/24 | 3.30GHz (4.40GHz) |
19.25MB | 180W | 110,000円 | Intel |
Xeon W-3245 | 16/32 | 3.20GHz (4.40GHz) |
22MB | 205W | 220,000円 | Intel CPUID |
Xeon W-3265M | 24/48 | 2.70GHz (4.40GHz) |
33MB | 660,000円 | Intel | |
Xeon W-3275M | 28/56 | 2.50GHz (4.40GHz) |
38.5MB | 770,000円 | Intel |
8コアIntel Xeon
最大速度4.0GHzのTurbo Boostを持った3.5GHzのプロセッサは、ゲーム開発やビデオ編集など、あらゆるタスクに取り組むためのパワーを生み出します。
12コアと16コアのIntel Xeon
12コアおよび16コアXeonプロセッサは、プロ向けアプリケーションや、極めて高度なマルチスレッディングを活用するアプリケーションを複数同時に実行できるように設計されています。CPUレンダリング、大規模プロジェクトのコンパイル、複数の仮想マシンの実行、CPUバウンドな演算処理に一段と適しています。
24コアと28コアのIntel Xeon
Turbo Boost使用時最大4.4GHzの24コアおよび28コアXeonプロセッサは、プロの現場で求められる最も負荷の高い作業にも取り組めるようにします。これらのプロセッサを選択すると、12の128GB LR-DIMMを使って1.5TBのメモリでMac Proを構成できます。
Mac Pro (2019)のベンチマーク
現時点(日本時間の12月16日)で確認できたGeekbench 5のベンチマークスコアはXeon W-3265M以外の4つで、Mac Pro (2019)以外は全て最新のGeekbench 5スコアを利用しており、Mac Pro (2019)のCPUベンチマークスコアは2つ以上の平均値となっています。
このデータが正しければ、Mac Pro (2019)のベースモデル(Intel Xeon W-3223 8-Core @ 3.5GHz)は、Core i9-9900KのiMac (2019)やXeon W-2140B @ 3.2 GHzを採用した2017年モデルのiMac Proと同程度のスコアになると思われ、Tweebotを開発されているPaul Haddadの言う通り、150ドルとはいわないまでも「Core i9-9900K」とはいい勝負をしそうなので、プロセッサ性能だけでどのMacが最適化は判断は出来ませんが(Core iはTBMT 3.0やAVX-512が非サポート)、気になる方は比較してみてください。
There’s some Geekbenches for the base model Mac Pro. Calling it underwhelming would be kind, a $150 CPU beats this. https://t.co/wiT0qjgEbn pic.twitter.com/bC3OeLwfwF
— Paul Haddad (@tapbot_paul) December 15, 2019
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iMacのモニターなしがほしい