LinuxとAndroidデバイス間でデータ転送を可能にする「KDE Connect」をMac向けにポートした「KDE Connect for macOS」が公開されています。詳細は以下から。
KDE ConnectはMacとiPhoneのContinuity(HandoffやUniversal Clipboard、AirDropなどの総称)のようにLinuxとAndroidデバイス間でデータや通知の転送を可能にするユーティリティアプリですが、このKDE ConnectをMac向けにポートし、MacとAndroidデバイス間でデータを転送できる「KDE Connect for macOS」が公開されています。
Port KDE Connect to macOS with enhanced features, including native notification, context menu “Send-to”, etc. This would make KDE Connect the first open-source and multi-functionality alternative for macOS continuity of Apple for Android phones.
KDE Connect for macOS port – Google Summer of Code
KDE Connect for macOSの機能
Linux向けのデスクトップマネージャなどを提供しているKDE Communityがオープンソースで公開しているKDE ConnectをMacへポートしたのはGoogle Summer of Code 2019へ参加したWeixuan XIAOさんで、現在のところKDE Connect for macOSはNightly Buildですが、MacとAndroidにKDE Connect for macOS/Androidをインストールしてペアリングすれば、
Androidデバイスのバッテリー残量のメニューバー表示やAndroidデバイスへのデータ/クリップボード転送、Macのスリープ解除、Androidデバイスを見失った際にMacからAndroidデバイスの着信音をならすといった操作が行なえます。
KDE Connect for macOSはmacOS 10.14 Mojave向けのバイナリがKDE.orgのJenkinsに公開されており、現在は一部使えない機能や開発者署名がされていませんが、08月頃にはStable版をリリースしたいとコメントされているので、Androidユーザーの方は試してみてください。
- KDE Connect – Apps on Google Play
- KDE Connect for macOS port – Google Summer of Code
- kdeconnect-kde_Nightly_macos [Jenkins] – KDE.org
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