macOS 10.15 CatalinaでもGatekeeperのチェックなしに、すべてのアプリを起動するオプションは利用可能。

macOS 10.15 CatalinaとmacOS 10.12 SierraのGatekeeper macOS 10.15 Catalina
クリックで拡大[WWDC 2016 - Session 706より]
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 macOS 10.15 CatalinaでもGatekeeperのチェックなしに未署名のアプリを起動するオプションは残っているようです。詳細は以下から。

macOS 10.15 Catalina

 AppleはWWDC 2019にて、2019年秋にリリースする「macOS 10.15 Catalina」でGatekeeperの機能を強化し、Appleの公証サービスのチケットチェックやNSTask/execにもその範囲を広げますが、

WWDC 2019 All About Notarization

このmacOS 10.15 CatalinaでもAppleが2016年にリリースしたmacOS 10.12 SierraからGUI的に廃止した(App Store外からダウンロードした)すべてのアプリケーション(の実行)を許可するオプションを利用することが出来るそうです。

macOS 10.15 CatalinaとmacOS 10.12 SierraのGatekeeper

クリックで拡大[WWDC 2016 – Session 706より]

Gatekeeperにすべてのアプリの実行を許可する

 macOS Sierraでシステム環境設定アプリの[セキュリティとプライバシー] → [一般]タブから消えた「すべてのアプリケーションを許可」するオプションは以下の”spctl”コマンドで確認&許可可能で、

Gatekeeper spctl --master-disable

  • Gatekeeperのステータス確認
  • spctl --status
  • Gatekeeperにダウンロードしたすべてのアプリケーションの実行を許可
  • spctl --master-disable
  • ダウンロードしたすべてのアプリケーションの実行を許可しない
  • spctl --master-enable

これを有効にしておかないと、拡張されたGatekeeperによりFirefoxのアップデーターなど一部のアプリ(NSTask/exec)が実行できない問題が確認されているので、macOS Catalinaを試される方は注意してください。

おまけ

 AppleはGatekeeperを無効にすることなく、特定のアプリのみをGatekeeperのチェック無しに許可するオプションをコンテキストメニューの[開く]に実装していますが、アップデーターなどはこれができないため、上記のオプションを利用する必要があります。

macOS 10.15 Catalinaの開く

コメント

  1. 匿名 より:

    許可するコマンドと許可しないコマンドが逆ではありませんか?

  2. 匿名 より:

    許可するコマンドと許可しないコマンドが逆ではありませんか?

  3. applech2 より:

    >>1-2
    ご指摘ありがとうございます。
    spctl –master-enableとspctl –master-disableの箇所が逆でしたので27日人修正しましたが、
    Wordpressのキャッシュを1日1回のアップデートにしているので、修正されるまでもう少し時間がかかると思います。

  4. みゃー より:

    教えてもらえたらとっても助かります!

    mac os big sur なのですが、
    master diasbleにするとことまでやっと辿り着いたものの
    すべてのアプリケーションが許可の項目が出てきません。

    なにか手立てはありますか。

  5. みゃー より:

    教えてもらえたら嬉しいです。

    すべてのアプリケーションを許可の項目を出したいのですが、
    master –disableになっても、
    上記の項目がでてきません。

    なにか手立てはありますでしょうか。

  6. みゃー より:

    プライベートの部分を開いたら出てきました!!
    助かりました。
    どうもありがとうございます。

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