MacBook Pro 2011の不具合の原因となっているdGPUを無効にできるファームウェア「DeMux」が発売。

DeMux: MuxHat in software form MacBook Pro
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 MacBook Pro 2011の不具合の原因となっているdGPUを無効にできるファームウェア「DeMux」が発売されています。詳細は以下から。

 システム条件を満たしていないMacを最新のmacOSへアップグレードするためのパッチmacOS Patcherなど様々なMac用Modツールを開発しているCollin(@dosdude1)さんは現地時間2019年04月16日、dGPUに不具合がありAppleがリペアエクステンションプログラムを発表したものの、

DeMux: MuxHat in software form

DosLab Electronics is proud to announce that DeMux is ready for release. Below, you will find details on how to use it to flash the gMux IC on your MacBook Pro logic board.

DeMux: MuxHat in software form – ComputeCode

修理できなかったMacBook Pro (15-/17-inch, Early 2011)向けに、このdGPUを完全に無効化できるファームウェアDeMux(旧gMux IC Firmware)」の発売を開始したと発表しています。

DeMux

 Collinさんによると、DeMuxの開発には時間と費用がかかったため、DeMuxファームウエアは有償での配布となっており、1台のMacBook ProのgMux ICの書き換えができるシングルライセンスが20ドルで、ライセンスはフラッシュロム書き換え&認証アプリ「DeMux Flasher」で認証された後に利用可能になり、

DeMux Single Flash Key

DeMux FlasherアプリはWindows版のみで、ライセンスをDeMux Flasherで認証後はそのWindows PCでしかフラッシュロムの書き換えは出来ないそうです。

DeMux Flasher

 DeMuxにはその他、JTAGからgMux ICを書き換えるためのICSP FPGAプログラマ(Lattice製のもので約20ドル)と、プログラマとJTAGヘッダを接続するための配線が必要で、

必要なデバイス

  • A Lattice HW-USBN-2A ICSP FPGA Programmer
  • Wires and connector to connect from the Lattice programmer to the MacBook logic board.
  • A copy of the DeMux flashing software

JTAGヘッダへの接続(半田付け)はMacBook Pro 15と17インチで異なり手間がかかるため、後日Pogo-pinコネクタが付いたアダプタを販売するそうです。

 プログラマとDeMux Flasherの使い方は以下の通りで、gMux ICの書き換えに成功するとMacBook ProはIntel HD Graphicsでしか起動しなくなるそうなので、興味のある方はCollinさんのWebページをチェックしてみてください。

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