AppleがiMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)のメモリ仕様を変更しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年04月12日、03月19日に販売を開始したIntelの第8世代Coreプロセッサ(Coffee Lake)搭載の「iMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)」の仕様に間違いがあったとして、公式サイトのメモリ仕様を変更しています。
仕様に間違いがあったのはiMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)のCore i3モデルで、発売時はクロック周波数2,666MHzのDDR4メモリが搭載されていると記載されていましたが、これはクロック周波数2,400MHzが正しく、この仕様変更は同iMacに搭載されているIntel Core i3とi5の仕様の違いによるものだそうです。
iMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)
iMac 4K | Model | Core Thread数 |
Base Turbo Boost |
Hyper Threading |
L3 Cache | Memory Types |
TDP | リンク |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ベースモデル | i3-8100 | 4/4 | 3.6GHz TBなし |
なし | 6MB | DDR4-2400 | 45W | Ark.Intel |
上位モデル | i5-8500 | 6/6 | 3.0GHz TB4.1GHz |
9MB | DDR4-2666 | 65W | Ark.Intel | |
CTOモデル | i7-8700 | 6/12 | 3.2GHz TB4.6GHz |
あり | 12MB | Ark.Intel |
iMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)モデルのメモリは27インチモデルと違い、ユーザーがメモリをアップグレードすることは出来ないため、あまり大きな問題ではないと思いますが、Appleは既にAASPに対してもこれを通知しています。
おまけ
また、非公式ながら128GBメモリでの動作確認がされたiMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)については仕様の修正はありませんが、iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)についても異なるCL値や容量のメモリを混在するとクロック周波数が2,400MHzになるそうで、
CL16のCrucial製メモリなどを購入し、アップグレードしたユーザーからはクロック周波数が2,666MHzから2,400MHzに下がるという報告が複数[1, 2, 3]報告されているので、メモリをアップグレードされる方は注意してください。
*iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)に搭載されているSK Hynix製メモリのCL値は「CL19」で、正しいメモリが接続されている場合、macOSの[このMacについて]またはシステム情報アプリの[メモリ]のクロック周波数(速度)が「2667MHz」と表示されます。
おまけ
Amazonで販売されているCorsair Vengeanceの16GB x2枚組「DDR4 32GB DDR4 2666MHz」でも同様の報告がされており、こちらはCL18で2,400MHzとなるそうです。
I bought the iMac 2019 27″ base model with 2x 4GB ram in it. Today I upgraded it with 2x 16 GB 2666 MHz DDR4 Corsair Vengeance. At first the computer didn’t boot, but after inserting the new Corsair ram into the slots the original ram was, and placing the original ram in the empty slots, it managed to boot. But upon checking that there was registered 40 GB ram, I noticed that the speed of the ram had dropped to 2400 MHz from the original 2666 MHz. Why is this?
iMac 2019 – upgraded w 2 extra ram and the speed dropped to 2400 MHz? – MacRumors Forums
また、先日発売されたiMac (Retina 5K, 27インチ, 2020)ではメモリスロットの組み合わせ旧モデルと異なるようで、2019モデルではChannelA-DIMM0とChannelB-DIMM0の1,3スロットと、ChannelA-DIMM1とChannelB-DIMM1の2,4スロットがペアでしたが、2020モデルでは1,2と3,4スロットのChannel AとBがペアとなっており、
異なる容量のメモリをペアにすると動作クロックが2,133MHzまで落ちるので、メモリを追加インストールした方はシステム情報アプリの[メモリ]項目から動作周波数をチェックしてみてください。
If installing mismatched pairs of memory, I find that installing a pair in slot 2 and slot 4, and another pair in slot 1 and slot 3 resulted in degraded performance. Notice how the memory speed drops down to 2133MHz in this scenario.
How to upgrade iMac (2020) RAM and save up to $2000 – 9to5Mac
- iMac – Apple(日本)
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